凍てつく記憶 ページ28
『私……男性恐怖症なんです』
そ「え……」
驚きの声が聞こえた
そうだよね、、と思いながら話を続ける
『話したりするのは大丈夫なんですけど、触れられるのが全般アウトで……』
そ「ごめん！！倒れた理由それだよね…」
察しがいい人なのだろうか
私が小さく頷くとドアに頭を預け「ごめん…」と言っている
『あの……嫌じゃないんですか？』
そ「いや？」
『だって…彼方さん何も悪くないのに私のせいで…この、体質のせい、で…』
やばい、泣きそう…我慢だ
1人で涙と格闘していると彼方さんが一歩近づこうとして踏みとどまった
そ「おっと、ダメだった…Aさんのこと俺は嫌じゃない。むしろ、言いたくないこと話させてごめん」
嫌じゃない、嫌じゃないんだ……
私はその一言が嬉しくて泣いてしまった
そ「え、えぇなんで泣いてるの…」
『違うんです…嬉しくて。私今までほとんどこのこと話したことなくて…
話したらみんな
「じゃあお前は俺のこと嫌いなんだよな」
って言って私から離れていったから…触れなくても友達にはなれるのに……だから受け入れてくれる人なんてほとんどいなかったんです』
そ「もし良ければ…男性恐怖症になった理由教えてくれないかな…ほら、もうAさんの地雷踏みたくないし？w」
興味本位で聞きたいわけじゃない、この人には知ってもらいたい
こうなってしまった私を
『…私、中学2年生のとき攫われたんです。近所の高校生たちによって
下校して友達と別れて家に着く寸前で。
そして目が覚めると誰の家かも分からないところにいました。
高校生たちは目覚めた私に気づくと、服を…その、脱がしてきて私は必死に抵抗して…
私の帰りが遅い事に気づいた母が友達に連絡してくれ、その友達が助けに来てくれたから未遂で済んだんです
でも私はあの日から男性と話せなくなりました』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむ。(プロフ) - みぃねこ@元気さん» ありがとうございます！僕はmfくんとamtkさん...の続きの文章が気になりますね？笑 (2021年1月31日 18時) (
レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
みぃねこ@元気 - 面白いです その作品の才能を僕にも分けt((殴 応援してます！僕は、mfさんとamtkさん←誰も聞いてねぇ 長文すみません！ (2021年1月31日 17時) (レス) id: 0f880a943e (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - いろぽん*さん» ありがとうございます！まふくんには今後にも期待です！笑 これからも読んでくださると嬉しいです！ (2021年1月31日 17時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
いろぽん* - コメント失礼します！占いツクール初コメです！お話大好きです！mfくんが凄くいい役してますね！勝手ながらこれからも応援させて頂きます！ (2021年1月31日 17時) (レス) id: 76090a8340 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - 瑠璃/Ruriさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようでとても嬉しいです！これからもよろしくお願いしますね！ (2021年1月27日 19時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ。 | 作成日時：2021年1月22日 17時
