天才ボカロPの正体はJK 3【歌い手】【シェアハウス】

117話 ページ22

あれから少し経って年も明け、今日はいよいよ三学期の始業式


いつも通り変わらない朝



『行ってきます〜』



う「行ってらっしゃい〜」




ただひとつ変わったことといえば……




s「おはよう！」



『おはよ！』



蒼と一緒に登下校することになったことだ



蒼の通う星涼高校と桜ノ宮高校は徒歩10分くらいの距離にありとても近い


お互い徒歩通学なので蒼が迎えに来てくれることになったのだ



s「今日何時に終わる？」



『んー多分12時くらい？始業式だけだし』



s「おっけー！LINEするね！」



『うん分かった！』




一緒に登校するとはいっても家から桜ノ宮高校までは激的に近いので一緒にいられる時間は短い



『あ、着いた〜またね！』



s「ねぇ、なんかすごい見られるんだけど…」



『え？』



周りを見るとほぼ男子しかいない


そしてその視線が全て私に向いている…



s「てか、男子多いね…大丈夫？変なことされてない？」



『大丈夫だよ〜女子もいるし！』



s「心配だなぁ…あ、やば遅刻する！じゃね！」



『はーい！』







蒼と分かれて、教室へ行くと


夏帆「ちょっとA！！！今朝蒼くんと一緒に来たでしょ！？付き合い始めたの！？」



『か、夏帆…ww


うん。年越すちょっと前から……』



夏帆「おめでと〜！！！！」



『ありがと！』



夏帆には直接言いたかったんだ

喜んでくれて嬉しい





浅川「は、彼氏ってなに？」



夏帆「あ、浅川！！聞いてよ〜Aに彼氏が出来たんだって！」



浅川「へ、へぇ〜ちなみにどこの誰？」



夏帆「早川蒼っていう人！高校は星涼…だっけ？」



『うん』



浅川「文化祭来てた人？」



『あ、その人！』



その時、浅川くんの顔が曇った

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