【銀魂】嘘と林檎

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あれからちょっとたった

八木さんのお陰で大分傷は良くなった

体は包帯だらけだけどね

骨は折れていなかった

体が丈夫でよかった
ってかそのせいで屍姫とか呼ばれるようになったし

でもなぁ…次の仕事もあるし…

だからといって町に帰れない
皆に会いたいなー

銀さんに会いたい
神楽ちゃん会いたい
新八君に会いたい
土方さんに、総悟に会いたい
そして月詠と話したい

すっかり肩まで切ってしまった髪を耳に掛け
刀の手入れを始めた

「♪〜」

ずっと前に聞いた歌を口ずさむ
こんな場所には人は来ないし
多少声を出してもそうそう聞こえない
そういえば私歌うの好きだったな

依頼を受け始めてから
歌わなくなったけど

久しぶりに歌ってみれば楽しいかも

次は割れたお面の修理
しっかりと破片はくっついた
後はサイズの調節か。

実際に付けて合わせる


その時


草の潰れる音？人の足の音だ。こっちに来る？！

こんな場所に、こんな暗くなってから？

八木さんは普段は役所にいるし違う

まさか敵に見つかったか？

だったら

扉の前で足音が止まる

音を立てないように立ち上がり
扉の方を向いて刀を構える

ちょうど面を付けているから好都合

開いた瞬間に斬りかかろう
万が一八木さんなら避けるだろうし

どの道ここがバレたからには…


木の音を立てて扉が開く 飛びかかる

ガｯ

受け止め？！…しかも木刀？！？！

「なっ、あっぶねぇ？！っなんだお前？！」

聞き覚えのある声

月に照らされてキラキラ光る銀色の髪

宝石みたいに真っ赤な瞳


会いたくって

でも

今1番会いたくなかった人が

目の前にいた


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お盆忙しくって
いつも以上に亀になっております
明日も更新したいって焼酎ハイボールが言ってたよ

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