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21 side土方 ページ23

隊服を着替えて着流しに

花街につく頃には
空も茜に染まっている

どうしようもなくイラついている

体にまとわりついてくる女達を無視しながら

真っ先に向かったのは
Aの親友、月詠がいるはずの店

話を聞かなきゃならねぇ

店に近づくと日輪が見えた
あちらも俺に気づいたようだ

「どうもこんばんは。副長さん。…月詠に用事がありそうですね」

「よく分かってんじゃねぇか。お前も知ってるんだな。月詠に、話がある。」

「ええ。でもその前に。私最近、独り言が多いんですよね」

「…」

「数日前に、Aちゃんが私のところに来たの。かぶき町を、離れると言っていたわ。Aちゃん、凄く辛そうな顔してたの。そして私はその辛さの理由を知っている。でも何も出来なくて後悔してるのよ。男女が絡めば誰かが必ず傷つくなんて、もう散々分かってたのにね…」

「本当に独り言が多い女だな。でもあいつの為に俺がどうにか動かしてやるんだよ。」

「それって…!」

「只の独り言だ。盗み聞きとは良い趣味じゃねぇか。」

「ふふ、鬼の副長さんもAちゃんが絡めば優しいものね。盗み聞きはお互い様。…さて、月詠は2階の突き当たりの部屋ですよ。」

「ありがとよ」



暖簾をくぐり
2階への階段を登れば
独特な甘いキセルの匂いが漂っていた

部屋に近づく度、その匂いは強くなっていく


タバコもキセルも好きだが

この匂いはどうも好きになれねぇな


多分それはAを裏切った女のものだからだろう

イライラもそろそろ限界だ



「おい、居るのか。月詠。」

22 side月詠→←20 side土方



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焼酎ハイボール(プロフ) - みーたん@銀さんらぶさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!なんとかツッキーも幸せになれるエンドを書きたいと思います!亀更新ですがハッピーエンドまでよろしくお願いします(人´∀`*) (2017年9月3日 23時) (レス) id: 2a9b8b3a2b (このIDを非表示/違反報告)
みーたん@銀さんらぶ(プロフ) - カッコいい銀さんが戻ってきて嬉しいです!個人的にはツッキーも大好きなので月詠とも仲直り...じゃないけど許せるところまでこのお話は続けてほしいです。 (2017年9月3日 19時) (レス) id: 7c60e25e43 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん@銀さんらぶ(プロフ) - はじめまして!序盤から切ない展開ですね銀さんらぶでもあり、銀魂キャラ全員好きなので複雑といえば複雑ですが、続き楽しみにしてますね! (2017年7月3日 22時) (レス) id: b9e5180767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焼酎ハイボール | 作成日時:2017年7月3日 22時

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