【銀魂】嘘と林檎

13 side銀時 ページ15

俺と月詠がいわゆる浮気相手と呼ばれる関係に
なったのは4ヵ月くれぇ前

そん時は丁度俺が、Aと何も無さすぎる事に
イライラしていた時期だった気がする

始めは酒を飲んだ勢い…みたいな
お互いクラクラするぐらい飲んで

んでそん時、月詠が告白してきたんだ
俺も嫌いじゃなかった
でも断った。Aがいるからって。


でも一晩だけ、一緒にいてくれと言われて
そん時の顔見たら断れなかった


それからは酔いが覚めたってのに
お互いよく会うようになった

始めはAへの罪悪感でいっぱいになった
その不安を消すため月詠の元へ行った
最悪のループ
いつからか抜け出せねぇくれぇには
月詠も俺もどっぷり沼にはまっちまっていた

Aだってたまに居なくなっては
夜遅くまで帰ってこなかったり
朝に帰ってきたりしていたから
Aもどっかで他の男と会ってんじゃねぇかとか…

それは全部俺の罪悪感を薄めるための
言い訳にすぎねぇ。だけど、本当にしてねぇっていう根拠もねぇだろ。俺だって不安なんだ。



そんな中、Aが別れようと言ってきた

頭が真っ白になった

初めて声を荒らげて怒鳴った

月詠と俺のこと、全部気づいていた。
言い訳なんて出来るはずもねぇ。


大嫌いって言われた瞬間
すげぇ苦しかった。
坂田さんって呼ばれた時
遠くて遠くて他人になったんだと思った。


泣いて走るAを追いかける資格なんて
俺にある筈ねぇ。


心のどこかで安心してしまっている自分がいる
もう隠さなくていい。傷つけなくてもいい。

本当に最低だ。

1番苦しかったのは誰かなんて分かってんのに。


安心してしまった筈なのに
何でこんなに苦しくて苦しくて仕方ない？

俺が自分で作った結果なのに
何でこんなに…









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サイテー男に書いてるけど
銀さん好きのそこの貴方、
もうちょっと待ってね

ちゃんとくっつけるから
銀さんイケメンだから

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