ご！ ページ7
ｻﾞｧｰ....
『....ぅ』
頭が痛い。
気圧低いし、寝起きだし、偏頭痛だろうな。
a.m.6:25
朝起きると、外は大雨。
こんなの、学校行きたくないなぁ。
でも、行かないとなぁ。
いつも通り朝ご飯を食べずに家を出る。
寒いし冷たいし、なんか最近いいことないな。
そんなこと思いながら登校する。
*
『ｯ』
校門を潜ったとき、見てしまった。
見たくなかったものを。
｢ハナちゃん？！、ち、ちが....これは！｣
八尋さんと花子くんが、キス＿...してる。
｢んー？あ、ハナだー｣
"オハヨー" の声も耳に届かないくらい、自分の心臓の音しか聴こえなくて。
溢れそうになる涙を、必死に堪えた。
その場に居るのがつらくて、見なかったことにして校舎に走る。
｢待って！！！！！｣
八尋さんの声が追ってきたけど、知ったことじゃなかった。
*
『ﾊｧｯ....ﾊｧｯ.....ﾊｧｯ.......ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ.....ﾊｧｯ.....』
見たくなかった。見たくなかった。
最悪だよ、本当に。
こんな失恋の仕方って、あんまりだよ。
知ってたけど。
早く付き合っちゃえばいいのに、って言ったけど。
悲しいもんは悲しいし、
つらいもんはつらいの。
涙が止まらない。
あの後、教室には寄らずに屋上に来た。
傘はさしてない。
もう、全身びちょ濡れだよ。
雨に紛れて、涙が零れる。
今だけは、優等生を捨てても良いでしょ、？
HRなんて、私1人出なくたって成立する。
『....ｯ.......ｯｯ.....』
このまま消えてしまいたい。
｢消えたい、か。｣
『ｯ？！、だｯ、誰？！』
辺りを見渡しても、誰も居ない。
｢私だよ。華嶽 A｣
『....ぇ？』
確かに、声が近いとは思った。
だけど、私は喋っていない。
｢.......なぁ、替わろうか？｣
『か、替わる？何言ってるの....？』
｢説明は後。じゃないと、お前このまま死ぬだろ｣
刹那、フッと意識が遠のく。
一瞬だけ、視界が真っ暗になった。
次の瞬間には、いつも通りに戻る。
一安心して、私を名乗る誰かに説明を求めようとした。
＿＿ｯ？！？！
声が出ない、？！？！
体も動かせず、まるで私が私じゃないみたいに思える。
『あ、気が付いたか？』
え....？
私が勝手に喋り出す。
口調はさっきの誰かによく似ていて...＿＿
『＿＿あぁ、そうだ。私だよ。』
え、？？？
『だから、私だって。』
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心音 - すっごい面白いですね。名字同じグヘへへへ (2021年2月9日 7時) (
レス) id: 151c54b00a (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 - もう好き。ストーリーとか全部好き。絶対最後まで応援しますっ！！ (2020年4月7日 18時) (レス) id: c104286198 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - いつ更新しますか?お楽しみ (2020年4月7日 11時) (レス) id: 08cfac3417 (このIDを非表示/違反報告)
刃華禰 - この話めちゃおもろいっすね！更新楽しみにしてます！ (2020年3月19日 4時) (レス) id: 022f9f82f7 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - わーい！！お揃いだぁ（≧∇≦） (2020年3月6日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華獄 | 作成日時：2020年2月18日 7時
