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裕太side
あの日から、俺はキスで姉ちゃんを愛した。
啄むようなキスも、
食べるようなキスも、
噛み付くようなキスも。
いろんなキスで、姉ちゃんを愛した。
…それでも俺は、姉ちゃんに愛されることはなかった。
キスも一方的。俺が好きなようにするだけで、姉ちゃんから求めてくることはなかった。
(くっそ…なんでだよっ)
まだ中学生の俺には、姉ちゃんの見せかけの愛が辛かった。
そしてその見せかけの愛は、俺が高校に入学しても続いた。
…もちろん、あの男と姉ちゃんの関係も。
ただでさえ狭い校舎の中。嫌でもふたりの姿が目に入る。
裕｢ﾁｯ……｣
あんなに愛しても、あんなに近くにいても、
結局俺はあの人には勝てねーのな…。
………
家に帰って、親が寝静まったころ。
いつものように姉ちゃんの部屋に行った。
｢…あははっ笑 それいいじゃん！｣
｢うん…うん…ありがとう笑｣
中から聞こえてくるのは、姉ちゃんの話し声。
それはきっと電話で、相手はきっとあの男。
いつもなら、｢電話中は申し訳ない｣ど思うところだけど、
今はそんなこと気にする余裕もない。
ｶﾞﾁｬ…
｢えっ…｣
男｢A〜？どうかした？｣
｢あ…な、なんでもなっ ピッ｣
｢ゆ、裕ちゃん…｣
裕｢俺が来るってわかってて電話してる姉ちゃんが悪い。｣
｢切らなくてもいいじゃん…｣
裕｢じゃあ俺に部屋に戻れって言うの？｣
｢………｣
姉ちゃんが下を向いて黙り込んだ。
それを見て、俺の中で何かがまた途切れた音がした。
裕｢もう知らないから。｣
｢えっ…ちょ、裕ちゃんっ！｣
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あんみつ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます！リクエストお待ちしておりますよ〜！…でも、上げるのが少し後になると思います泣 申し訳ありません泣 (2018年1月27日 21時) (
レス) id: ee5573766c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんにちは！リクエスト大丈夫ですか？ (2018年1月27日 16時) (レス) id: 6b1b9c2bb0 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - まほままさん» そうなんです。。汗 実は受験生なんです泣 結構大事な時期なので、ほんとに低浮上になりますごめんなさい泣 リクエスト頂けて嬉しいです！ 息抜きに、小説書きに来ますね！ (2018年1月25日 23時) (レス) id: ee5573766c (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - あんみつ様、受験を控えてたんですね。そんな中私のリクエストに答えていただいてありがとうございます(^^)受験大変でしょうが頑張って下さい(^^)！影ながら応援してます(^^)！ (2018年1月25日 23時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - まほままさん» まほままさん！！喜んでいただけて嬉しいです！家中の色々なものに血を塗っていたのも、全部宮っちに自分のことだけを見ていてほしいから。狂愛の最高はこれなのではないかなと思いながら書いていました！リクエストありがとうございました！ (2018年1月19日 0時) (レス) id: ee5573766c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ | 作成日時：2018年1月3日 22時
