1.私の尊敬する悪魔 ページ9
私には婚約者がいる
彼はあの魔界屈指の悪魔学校…バビルスの先生
とっても優しくて強い
「私の尊敬する悪魔」
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生徒会「おはよう！！！」
生徒「おはようございまーす」
バビルスの門を多くの生徒が通っていく
私も他の生徒たちと一緒に門をくぐって…他の子達とは違う、少し道を外れた草むらに向かった
微かにタバコの匂いがしてくる
A「おはようございます、先生」
？「Aか、おはよう」
やっぱりタバコを吸ってるんですね、と言うと彼は笑った
この先生はイフリート・ジン・エイト
この学校の警備を担当している先生だ
彼は私の婚約者
そう言われたのはつい最近だけど、
初めて会ったときは緊張したけどもう慣れてきた
恋愛感情なんてものはもちろん初めはなかったよ
今も、たぶんないけど
エイト「毎日朝ここに来てると教室に行く時間遅くならない？」
せっかく早く学校きてるのに、と彼は言った
A「うーん、でも間に合ってますよ」
エイト「ほんとー？この前一回ここで話し込んでて遅れたの知ってるけどな〜」
A「ぇ゙」
いたずらっ子のようにくすくす笑った
エイト「ほら、今日だって時間ぎりぎりなんだから、行った行った」
A「はーい」
私とエイト先生が話せる時間はほとんどない
昼間は先生は仕事、私は勉強
夜は会えるかもしれないけど私は家に帰るし先生は先生たちの寮にいる
私と彼は生徒と先生
私が卒業するまではまだ、一緒にいられる時間は少ない
ま、しょうがないよね
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作者名：えむ | 作成日時：2023年10月15日 12時
