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なつやすみ ページ42





怒涛の期末テストも終わり、いよいよ夏休み1週間前。

「みんなに会えないのやだなあ、」

『可愛いこと言うね』

「だってほんとのことだもん…」

夏休みの間は毎日暇でちょっと寂しくなる時がある
無意味に朝早く起きちゃったり、ね。

『俺もAちゃんに会えないの寂しい〜』

侑李「僕は毎日だって会えるもんねぇ」

「2階降りてくるだけだもんね」

『やっぱり花火大会は2人で行くの??』

「んー、たぶんお兄ちゃんたちも付いてくるかな(笑)」

侑李「ほんと邪魔。」

「こらこら」

お兄ちゃん、宏太くん、光くん、侑李と行くのは毎年恒例だもんね。
みんなの浴衣姿、結構好きだから楽しみにしてる

『豪華メンバーだなあ、黄金世代…』

「もうまたそれ?(笑)」

『だって!あの3人はほんと伝説だからね!!』

「その伝説の1人の妹の私の身にもなってよ」

みんな黄金世代ってさ、お兄ちゃんたちは昔から何も変わらないお兄ちゃんなのに。
黄金世代って言われると、なんか遠い存在な気がして嫌なんだよね

『でも次の黄金世代の中に知念くんも入ってるじゃん?』

「ん?」

侑李「なに僕がいのちゃんたちを継ぐの?」

『やまだくん、有岡くん、知念くんは時期黄金世代トリオだよ』

「え、その2人と侑李が黄金世代!?!」

侑李ってそんなに有名人だったんだ、、かっこいいのは知ってたけど…

『まーまだあの3人のロスが強いからさ、2学期に入れば知念くんたちも認められるよ』

侑李「別に認められたくないし」

「へえ、侑李が黄金世代ね…なんか遠い人になっちゃったみたいだね」

侑李「え、」

「……ごめん御手洗」

悲しい顔見せたくなかった。
というか、私の周りの人みんな黄金世代って、、嫌になっちゃう。



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作者名:もち。 | 作成日時:2019年7月14日 22時

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