北斗に惚れました｡【桃】 ページ1
桃side
今日は､いつもより早く楽屋に着いた。
ｶﾞﾁｬ
京「おはよ…」
「おはよう」と言いかけて、俺は言葉を呑んだ。
…だってそこには…
気持ちよさそうにスヤスヤと眠る､北斗がいたから。
｢不仲｣なんて呼ばれてたけど、最近は少しずつ仲良くなってきているところだ。
寝ている北斗にイタズラなんかはできないけど、寝顔を見るくらい…
そう思って、ソファで寝ている北斗に近づいた。
…それが、いけなかったんだ。
京「…っ!?」
北斗の寝顔は、まるで子犬のようで。
無意識に、胸が高鳴った。
少しだけ、距離を縮めてみる。
北「…んん…」
京「！…っと、びっくりした…」
それにしても…どう起こそうか。
集合時間は、もうすぐ。
間もなく他のメンバーも来るだろう。
京「…北斗ー？起きてー？」
トントン、と北斗の体を叩く。
すると、北斗はゆっくり、瞼を開いた。
京「北斗？起きた…？」
北「…んん、きょーもと…？」
寝ぼけている北斗は､舌っ足らずで､いつもよりふわふわしている。
そんな北斗を見ていると、自然とこちらの話し方も、優しくなる。
京「そうだよ？北斗､もうすぐ時間だよ？」
北「…やだ」
…え？
やだ、とは？
京「北斗ー、寝ぼけてるのー？…ほら、起きるよ？」
北「んん」
そして北斗は､ゆっくりと体を起こした。
これで安心…と思ったのがいけなかった。
寝起きでふわふわな北斗は、トロンとした目で俺を見て、こう言ったんだ。
北「…きょーもと､おはよ〜…」
こんな攻撃(？)を受けた俺は、もういてもたってもいられなくなって、
樹「おは…うわ、ちょちょちょちょ、きょも！？」
丁度楽屋に入ってきた樹にしがみついた。
樹「どうしたの、きょも！？」
京「どうしよう…」
どうしよう､どうしよう､どうしよう…
京「北斗のことが好きになっちゃった!!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1076人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆこ(プロフ) - Twitterのアカウント作ってください！フォローさせていただきたいです！ (2020年10月19日 23時) (
レス) id: 32aadfa2df (このIDを非表示/違反報告)
godstar20140423(プロフ) - Twitterのアカウント作ってください！絶対フォローします！！！ (2020年10月19日 21時) (レス) id: 9bf78fb7bd (このIDを非表示/違反報告)
えみりい(プロフ) - いえいえ！これからも楽しく読んでいただけると嬉しいです！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 0664655268 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - ありがとうございます！楽しみに待ってます！ (2020年8月7日 2時) (レス) id: c74c8bca06 (このIDを非表示/違反報告)
えみりい(プロフ) - リクエスト嬉しいです！ありがとうございます！書いてみますね！ (2020年8月6日 21時) (レス) id: 0664655268 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えみりい | 作成日時：2020年5月3日 16時
