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天使81 ページ23

ヒ「だっせー」

ヒロトは俺を見て腹を抱える

俺は壁にゴンっと頭を打つ

貴「なんで上手くいかなかったんだろ」

ヒ「かっこいい王子様は実は小心者」

貴「は??」

俺達が口喧嘩してる中、遠くで天使が微笑みかけた

貴「かわいい」

ヒ「あ"あ"?」





頬の紅潮がとまらない





『んー、あ!ヒロトさんはこれ!』

アイスを必死に選んで気を紛らわす

言葉の先がアイスなわけない

でも、間違ってたらって考えたら胸が痛い



それに________

ヒロトさんに手を握られた時

無意識に握り返してしまった

(寂しかったのかな)

小さい頃、夕方になると帰りの車が来る

ヒロトさんは絶対私の手を握る






『帰りたくないの?』

ヒ「うん」

『お父さん心配しちゃうよ?』

ヒ「別に________」





あの時のヒロトさんの目が苦手で

昔の私みたいな光のない目みたいで

だから手を握って「また明日ね!」って

そうすると笑顔になって「うん!」って

寂しい時や悲しいときはいっつも

(寂しかったのかな、、、なんで?)



の「ねえねえ!!!Aはどっちが好き??」

つ「やっぱ氷浦くん!??」

肩を揺らし振り向くと目を輝かせて問う

どっちが好きってどういう事だろう

そんなの、聞かれなくてもわかってる

『あ、私は、、、』



"貴利名くん"



のはずなのに何故かブレーキがかかる

モゴモゴと吃る私をみて笑う2人



つ「やっぱヒロトさんも隅に置けない!」

の「氷浦もシャイだからねー!」

「私はこれー!」と二人はアイスを選び出す

ヒロトさん??隅に置けない???

私がヒロトさんを好き??





『す、好きじゃないです!』





ヒ「ぶえっくしょん!!」

貴「あ、鰹節飛んでった」

ずるずると鼻をすする俺

ハートブレイク中の氷浦



ヒ「これで賭けは成立したな」



バッ起き上がり目を見開く

貴「はあ!!?ノーカンでしょ!?」

ヒ「あ"?あれは1回だろ!??」

貴「俺もヒロトみたいに拗れるのかな、、、」

泣きそうになりながら切実に呟く氷浦

ん?俺?拗れる??

貴「俺も小学一年生みたいに好きな子苛めて素直になれなくなって告白できないアウェイな状況にはなりたくないよ」

ヒ「んだと!!」



『仲良しですね!!』



貴/ヒ「「仲良くない/ねえ!!」」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日寒すぎて死んだ

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みかん - とっても面白いです!!頑張って下さい…! (2020年4月16日 10時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ぴのんさん» ありがとうございます!!前回も気づいてくださって感激です(*´ω`*) (2019年9月12日 9時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん(プロフ) - はわっ!?イラストすごく可愛いです!! (2019年9月11日 23時) (レス) id: 15528c4be8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月29日 9時

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