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天使38 ページ10

ガタンガタンと揺れる電車

リュウジと一緒に今日の試合について語る

出入口あたりでもたれかかって喋る玲名

そして目の前には



ヒ「お前らいつもこんなちんたら帰ってんのかよ」

『あ、あ、うん、すご、か、たね、しあ、し』



事の始まりは数刻前_____





晴「やっべー定期忘れた(棒)」

風「それは大変だ、切符買わなきゃ(棒)」

ヒ「おい、こんなカードでこれ乗れるのか？」

下手な猿芝居を必死に演じる俺たち

迎えの来ないヒロト(という事にする)

公共機関を使ったことの無いヒロトに晴矢が定期を貸す

これでヒロトは合法的にAと帰れる





晴「どうする、俺達が上手くやんねえと」

風「分かってる」

コソコソ話す晴矢と風介

他のみんなも影から見て応援してる

晴「俺、最近アナウンサーの○○好きだわ」

風「私は女優の_____」

なるほど、2人はその流れでヒロトに言わせるんだな



ヒ「は？どっちも可愛くねえじゃん」



空気の読めないヒロトに火のついた2人

晴「てめ！！！！」

俺は晴矢を落ち着いたかせ、作戦を続ける

リ「ヒロトは最近気になる女優とかいるの？」

ヒ「いねえよ、あんなん実際見るとそんなでもない」

タ「じゃ、じゃあ好きなタイプは？」



ヒ「、、、いい女」



うん、きっとヒロトから見ると

Aは全てをひっくるめて"いい女"なんだね



『、、、。』



もうAはずっとマナーモードだ

そんな姿をみて顔を覆うヒロト

両者とも限界が近い

最早この状況がカオスすぎて見てられない

そんな中、俺たちに一筋の光が見える



玲「最近、Aはすごく頑張ってるよな」



玲「私はお前の一生懸命なところ好きだぞ」



((((それだあああああああ！！！))))



今まで思いつかなかった

そうか、最近頑張ってるAを褒めていって

流れでヒロトがスマートにかっこよく

「俺は恋愛対象で好き」って言えば

ゴールイン、おめでとう、打ち上げ、幸せLife

ありがとう麗しのブルームーン



タ(玲名様様だ)

ヒ(こいつ、なかなかやるな)

玲(猿芝居なんて見れられん)

(誰か助けて)





貴「あ、あれって」





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はい荒れますきっと次回荒れます荒らします

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