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天使33 ページ5

明「これとこれと」

スポーツ用品店で頼まれたものを買う

サッカーするのに必要なもの

必要ない監督の私物

貴「へえ、」

買い物の途中、鮮やかなポスターが映る



"好きな人と楽しい時間を！
夢と希望の国 ネズミーランド"



貴「好きな人と楽しい時間」

俺は携帯を取り出し写真を撮る





________行きたい





ヒ「は？なんで言わねえんだよ」

アイツの姿がないと思ったら買い物に行った？

タ「だって言う必要ある？」

あるだろ、モチベに関わるし俺も行きたい

風「最近お前変だぞ、熱でもあるのか」

人がやる気出したらすぐ疑う

リ「氷浦くんにA取られそうだからだろ？」

そう、氷浦に取られるから



ヒ(取られる？取られる？)





ヒ「んなわけねえだろ！！！！！！」





晴「お前声でけえんだよ」

でかくなるだろ、どう考えても

ヒ「お、俺が負けるわけねえだろばーか！！」

玲「小学生か」

治「拗らせにも限度というものが」

ヒ「うるっせえんだよ！！！！！！！」



騒ぐ俺を置いてタツヤが口を開ける

タ「次の試合は」

ヒ「話聞けよおおお！！！！！」



俺を無視して次の試合の話をするコイツら

ヒ(くそ、屈辱すぎる、、、。)

すると晴矢と風介が溜息をつきながら振り返る



晴「私は大人しいヒロトくんがスキ♡」

風「最近どうしたの、体調悪いの？」

目をキュルキュルさせて言う2人



ヒ「きめえな、なんだよ急に」

晴「お前がA不足でイラついてるから補給してやったんだよ」

風「さすがのバカも落ち着いたか」

落ち着いたよ、お前らのおかげで

ただ、言いたいことがある

俺は深呼吸して二人を見据える



ヒ「まず晴矢！そんな媚び売ったような目はしねえ、純粋でキラキラした瞳で様子を伺うように見てくるんだよ！上目遣いすりゃいいって訳じゃねえんだよ！しかも、アイツ歯切れ悪ぃんだよ！ちゃんと聞け！あとすぐ好きって言うな」

ヒ「風介は淡白すぎんだよ！アイツはもっとこう焦った感じで！泣きそうになりながらだよ！やるならもっとちゃんとやれよ！あと俺には敬語だからアイツ！くそ可愛い！」

ヒロトの熱い説教が続く



その光景を見る３人を除いた永世イレブン

リ「どうするタツヤ？」

タ「あれはヒロトの気に触るようなとこをした2人が悪いから放置で」

玲「困ったな」



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ほんと困ったちゃんだな(´･∀･)

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