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天使56 ページ28

段々と近づいてくるヒロトさん

私はソファに座って逃げ場はない

そんな私の逃げ場を狭めるヒロトさん

何も出来なくただヒロトさんを見つめる

瞳が酷く揺れている



ヒ「お前、氷浦のこと、好き?」

何故かその質問は重くのしかかる

真剣な顔で私の瞳を捉えて離さない



『な、なに、言って!』



ヒ「そう、か」

ヒ「アイツ、ただの王子様じゃねえぞ」



ぽーいと渡されたくまさんのキーホルダーとカギ



『こ、これ!!!』

落ちてたと言ってあとは興味がなさそう

そして少し距離を置いてそっと私の隣に座る



ヒ「大切ならしっかり持っとけよ」

全然気が付かなかった

それに、妙に優しいヒロトさんにドキドキしてしまう



『ヒロトさんは、今、好きな人はいますか?』

ジッと私を見つめてくる

そして悩んだように口を開ける



ヒ「________いる、ずっと前から好きなやつ」

『そ、うなんですか』

『実は私、初恋だったんです』





________ヒロトさんのこと





そんなこと言えなかった

勇気のない私と勘違いしてしまう



ヒ「初恋なら大切にしろよ、氷浦のこと」

『_____はい』



メイド「ヒロト様、ご友人様のお洋服のご準備が出来ました」

私の元に届く綺麗になった制服



ヒ「お前は俺みたいになるなよ」

悲しそうにでも優しい瞳に映る私

ヒロトさんは今私の事どう思って_____





その時青白く光る一線

雨がいっそう強くなる





神様は俺を睨みながら天使を奪う

さっき見かけたのはきっとヒロト

多分話を聞いていたんだろう



貴「あーあ、聞かれちゃったんだ」

貴「黙って他の子と遊んでればいいのに」

貴「まあ、勝手に拗れて自爆してるし」





_____絶対に渡さない





俺に抱きついてきたA

突然の出来事に脳が追いつかない



『ひ、ヒロトさん、、、』

やめろ、俺をそんな目でみるな

行き場のない手、心拍数が急上昇する心臓

きっと今神様は俺にご褒美をくれた



ヒ(このご褒美はある種の拷問)




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かなーりレベル高ぇぞおい
最近顎の治安悪すぎて泣きながら小説書いてる

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みかん - とっても面白いです!!頑張って下さい…! (2020年4月16日 10時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - 辺銀ヾ(・ω・`*)さん» お褒めの言葉ありがたいです(*^ω^*)頑張ります!!! (2019年8月29日 7時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(・ω・`*)(プロフ) - もち汰。さん» めちゃくちゃいい作品過ぎてびっくりしました.......!(´∩ω∩`*)イラストも好み過ぎて.......!これからも頑張ってください!とりあえず沢山評価押しときますポチ…(`・ω・´)ノ凸 (2019年8月28日 22時) (レス) id: f2882a753b (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - 雪蜜さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´;ω;`) (2019年8月28日 8時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
雪蜜(プロフ) - イラストがすごく素敵で…しかも、話の内容も面白くて、いつも楽しみにさせてもらってます!頑張ってください!(*^^*) (2019年8月27日 21時) (レス) id: 0b5d620dd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月22日 20時

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