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天使49 ページ21

貴「可愛くてふわふわしたうさぎのキーホルダー」

貴「Aはもふもふしたくまのキーホルダー」

おおーと謎の歓声が上がる

日「いいですね〜うさぎさん」

万「でも、どちらかと言うとあっちがうさぎじゃ」

貴「ああ、カチューシャはAがうさぎ付けてた」

その瞬間、みんなが無になる

なんとも言えぬ表情、目が点になっている

重い口を開いたのは剛陣先輩



剛「マジのカップルじゃん」

の「まさか名前入りとかじゃないよね！？」



貴「？？？入ってるよ？？？」



再び静かになる周り、なんでだろう

貴(なにかまずいこと言ったかな)



半「え、氷浦付き合ってる？」

貴「いや、友達」

剛「友達とは」

の「もしかしてハートとかついてる？」

貴「ああ」



俺の一言で頭を抱えるみんな

貴「Aは喜んでくれたよ」



雷「「「いやそうだろうね！！！！」」」



の「喜ばなかったらびっくりだよ！！」

貴「そうなのか」

ランニングも終え今日は早めに解散

みんなで帰る準備をして外に出る





灰色の空からは何も見えない

大粒の涙が溢れ出るように零れてくる

太陽も月も何も見えない

ただ黒い黒い空





『あ、私、教室に課題忘れたから取りに行くね！』

タ「じゃあ待ってるよ」

『ううん、気にしないで！先帰ってて』

こんな大雨、待たせる訳には行かない

酷くならないうちに帰った方がいい

晴「気をつけろよ」

玲「お風呂にお湯はっておくからな」

みんなの後ろ姿を見送って校舎に入る

薄気味悪くてジメジメしてる

足早に教室に行きノートを探す



『あ、あった』



それを回収し教室を出ようとしたその時

見てはいけないものを見てしまった





一方、裏路地にて



ヒ「なんだよこれ」

一方的に返されるネックレスやピアス

女「もう、いらないの」

女「だってヒロトくんは」



女「私を見てくれない」



雷が轟く、雨が強くなる

俺はこれで何回目なんだろうか



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久々に少なめにできた！
詰め込みすぎだゾ私

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