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天使41 ページ13

ヒ「あ"ーくそ！！！なんなんだよ！！」

片っ端にあるもの全部に当たる

頭が痛い、心臓が溶ける、目眩がする





知らねえうちに電車から飛び降りて

知らねえうちにめちゃくちゃ走ってて

気づいたら知らない街

そこから回収される俺

そして部屋につき今に至る





ヒ「こっちが、伝えようとしたのによ」

ズルズルと力なく座り込む



あんな笑顔、見たことない

あんな幸せそうな顔、見たことない

あんな恋してる顔、見たことない



ヒ「遊園地、か」



デートって言葉がお似合いだ

俺だってアイツと遊園地行きたい

一緒に乗り物乗って、一緒に飯食って

一緒に笑って、一緒に楽しんで



自分の髪の毛を掴み小さく吐き出すように言う

ヒ「なんで俺じゃねえんだよ」





『楽しみだなぁ〜』

氷浦さんと時間を忘れて連絡をする

ネズミーランドに行きたいらしい

私も氷浦さんも初めてだ

楽しみで楽しみで仕方がない



『雷門なら、絶対勝てるよね！』



私はるんるんと部屋に入る

コトンと何かが落ちる音

見ると棚から落ちた小さいおもちゃの指輪

『、、、。』

私はそれを握り使わない引き出しを開ける



『もう、私の知ってるヒロトさんじゃない』





電車の中で言われた言葉



ヒ「俺はお前のことヘドが出るくらい嫌い」





『なら、もう関わってこないでよ、、、！！！』



ガンッと無意識に投げて入れてしまう

私のことを悪く言うのはいい、けど

『氷浦さんのこと、悪く言わないで』

バンっと引き出しを閉める



そしてベットに倒れ込み、枕に顔を埋める

ピコン！と携帯に着信がくる

(氷浦さんからだ)

私はドキドキしながら携帯を触る





ヒ「A！これやるよ！！！」

ヒ「おもちゃだけど、いまはこれでがまんしろよ！」

『わあ！ありがとう！！！』

ヒ「おれがあげるまで、ぜったいにもらうなよ！」

ヒ「やくそくだからな！！！」





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切ない、切なすぎる、、、！！！

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