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ゆきいろ81 ページ23

貴「、、、Aさんって白恋に行ったんだ」

『うん、2年生からね』

危ないからということで部屋まで送ってもらう形になった
会話はブツブツと止まるが
胸のドキドキは止まる気がしない

『貴志部くんは、木戸川に、だよね、?」

私はちらっと貴志部くんの顔を見る
セミロングの外ハネ、整った顔

(変わらないなぁ、、、)

貴「あぁ、俺の他にも総介とかもいてね」

話してる途中、貴志部くんはなにかを思い出したように私を見て口を動かす

貴「そういえば、あのハンカチ、持っててくれたんだね」

私はなぜか口が動かずコクコクと頷く

貴「うれしい。ありがとう」

その後は他愛もない会話が続いた
ちゃんと喋れてるか不安だった



『あ、ありがとね!!
疲れてるのに送ってもらっちゃって』

貴「女の子、しかも怪我してる子を一人で帰らせるほど冷たくないよ」

微笑みながら言う貴志部くん
とてもかっこよく釘付けになる

貴「明日、木戸川と白恋の試合だね
もし、良ければ白恋だけじゃなくて、、、」

貴志部くんは私の方をチラッと見て目をそらす

貴「俺のことも、、、見てほしいな、、、」

『え、、、?』

私は真っ赤になりながら貴志部くんを見つめる

(貴志部くんも顔が真っ赤、、、)

貴「あー、えっと、、い、今のは忘れて!
じゃあ、また明日!!」

貴志部くんは顔を逸らしながらスタスタと来た道を戻ろうとする

私は急いで服をつかむ

『ま、まって!!』

『お、応援してるよっ!!
ずっと前から!!!』

貴志部くんは振り返り目を見開く
そして、さっきより顔を真っ赤にして
「ありがとう」と呟いて戻っていく





部屋に戻ると力が抜けたように
床へペタンと座る

『な、何いってんの、、、私、、、』

私は蒸し暑い部屋の中顔を真っ赤にして
長い間そこから立ち上がれなかった
右手にはあのハンカチを握っていた
_____貴志部くんからもらったハンカチを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少女漫画かよ〜〜〜〜〜

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ななもりちゃんねる - すごく良い作品だね!これからもずっと応援しているよ!俺たちすとぷりを応援してください!君たちリスナーさんたちを俺達のファンで良かったなと思わせます!一緒にかまそうぜ! (2021年6月20日 7時) (レス) id: f0291326f8 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ - すごいね。面白い作品だと思う。君の事応援しているから、俺のことも応援してくれ。これからも俺の声聞かしてやるから待っていろよ。 (2021年6月20日 7時) (レス) id: f0291326f8 (このIDを非表示/違反報告)
ころんの実況 - この作品バナナのように尊敬します!!!!僕のイケボ実況を見てください!!!!!この作品見続けます!!!!!!!!!!!!うっきゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!! (2021年6月20日 7時) (レス) id: f0291326f8 (このIDを非表示/違反報告)
るぅとちゃんねる - この作品気に入りました!すごくおもしろいですね。よかったらぼくの歌もきいてください。おうえんしてます! (2021年6月20日 7時) (レス) id: f0291326f8 (このIDを非表示/違反報告)
莉犬くん - この作品面白いね!これからも俺らすとぷり皆で君の作品見るね!頑張って!後、良かったら俺のyoutubeチャンネル見てね! (2021年6月20日 7時) (レス) id: f0291326f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年7月29日 22時

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