気になるあのコはニガテなコ？３

イメチェン62 ページ4

豪「追加マネージャーか」

円「音無か？」

西「......野坂さん？」

誰だ？と言う言葉が行き交う中
ふっと笑う男が1人

吉「なんだよ、知ってんのかよ」

野「僕はもう1人の方だと思うけどね」



鬼道さんの妹、音無さんのイメージが強い
ただもう1人はまた別格だ

野(以前調べたけど彼女は有能だ)

不「おい灰崎、もう1人の方は？」

灰「あいつはやばい」

吉「すげーの？」

灰「やばい」

ぎゃいぎゃいと話になるならないの口論
収集がつかないこの場を収める一言



貴「可愛い子、だよね？」



周りにお花を飛ばすポワンとした発言
氷浦を凝視するみんな
まさか氷浦の口から"可愛い"と出るなんて

超「そう！氷浦くんの言う通り」



超「恋に焦がれて彼色に染まる乙女」

超「代償として少しねじ曲がってしまった」

超「プリチーイメ_____」



大きな物音と共に開けられた扉
全員が扉の奥を見つめる
そこにはスラッとした少女が1人
________闘志を燃やしている



『あなたが私を呼んだの？』



聞こえてきた声は低めの怒りを含んだ色
無言で監督の元へ向かう
全員が口を紡ぐ



光が当たり顔が見えた



綺麗な水色の髪の毛に緩くウェーブ
長いまつ毛から覗く宝石のような青の瞳
スクールバックを背負いスカートは短い
大きいリボンに濃いめのメイク



((((((ギャルだ！！！！！))))))



"彼色に染まる乙女"
その言葉の通り
さっき挨拶した人と似た容姿

なのに喋る言葉は________



『あんたのせいで一緒に来れなかった！！！』

『一緒にランデブーする予定が！！！』

『常夏ラブサマーが台無しじゃない！！！』

『どう責任とってくれるの！！！？？？？』



監督の首がもげるくらいに揺すぶる
もう白目を向いて意識はない
それでも尚問いかける

『せっかくパンフレットも買って！！！』

『飲み物も買って！化粧も治して！！！！！』

『そしたら飛行機飛んでって！！』

『成龍くんの隣......ううう.......』

そしてなにかに気づいたのか
ハッとしたように俺たちの方を向く
その姿に度肝を抜かれた



『星章学園マネージャー2年生の......？』



きゅるんとした瞳に貼り付けた笑顔
さっきまでの人とは大違い
可愛くて愛嬌のある優しそうな人
キョロキョロと周りを見渡す

『あれ？成龍くんは？』



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荒れます

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