私のヒーロー (ページ34)

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そして翌日。

紫耀は今日も朝からかっこいい。

「なぁなぁ、昨日の話覚えとる？」

『昨日の話？奢ってくれるって話？』

「ちゃう！それもやけど…
俺と岸くんどっちが好きかって話。」

あ、、、そうだった。

『…』

朝っぱらから話が重いよー

「あのな、Aって岸くんのことが好きなんかなー？って」

『え、いや、だから…』

「だとしたらさ、俺がこうして毎日Aにくっついてるのって迷惑？」

『そんな、迷惑だなんて！
そんなことはないよ？紫耀と居ると安心するもん。』

「それは幼馴染みやから？」

『うん。』

「そっか…けど一緒におって楽しいのは岸くんなんやない？Aいっつも岸くんと話しとる時、めっちゃ楽しそうやん。爆笑してるし。」

『あぁ、岸くんはもう…なんかすごいよね(笑)あんなに楽しい人って居るんだなって。それは私に限らず皆そう思うでしょ？』

「そうやなぁ。岸くんはホンマおもろいよなぁ。笑」

そんなところでそろそろ学校へつく。

ふぅ、、何とか話をはぐらかすことに成功した。

最近の紫耀は何だか変だ。

私の気持ちを確かめるような質問をしてくる。

何の意味があるのかな？

また期待しそうになっちゃうよ。

もし私が紫耀のこと好きって言ったらどうなるの？

言ってしまう勇気は今のところないけど…