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盲目その9 ページ14





「カゲさん、合わせたい奴って誰ですか?」


「着いていきゃあ分かる」


「もー、カゲったら言葉足らずなんだからっ!大丈夫、怖いことじゃないからね?」


「は、はい…」


一体どんな人なんだろう?


「此処だ、」


「隊室?一体どこの…」


「お、来たな。よ、冬島!」


「鈴菜ちゃんだ〜置いでおいで〜」


「糞犬っ、俺たちの大切な隊員に近づくんじゃねぇ!食い殺すぞっ!」


「ちょっ、酷いっ!」


「ゾエさんも反対かな〜?」


「ゾエまで!」


「話が進まない、椅子に座れ」


穂苅さんに言われて私たちは席に着いた、ん?一人見なれない人がいるような?


「お、もう気付いたか、此奴は村上鋼。スカウトでこのボーダーに来た奴だ、ポジションは攻撃手。
年齢は俺らと同い年だ、現在はC級で俺の弟子だ。ほら、挨拶しろ。」


「初めまして、俺は村上鋼。よろしくな?」


「よろしくお願いします、村上先輩」


「?先輩?」


「あぁ、言ってなかったな。冬島は一個下だ、自己紹介しとけよ?」


「あ、自己紹介を忘れてました。冬島鈴菜です、歳は16で影浦隊万能手です。目は、盲目ですが換装体になれば見えます。
普段は同じ隊の仁礼光ちゃんと同じボーダーの人に支えてもらい、副作用のお陰で日常生活を送っています」


「盲目…」


「あ、別に平気ですよ?周りの人たちのお陰で不便なことはありませんから」


「そうか…いいな、そう言うのって俺も憧れるな…」


「そうですかね?でも、私のことを気にかけてくれるのは嬉しいですね」


「お前ら、そこまでにしとけよ?」


「「あ、」」


話を戻し戻し…


「それで、本題は何ですか?」


「鋼の相手をして貰いたい、それから。気にかけて欲しいんだ」


「へ?別に良いですが…」


「それに、お前ら副作用持ちだしな」


「村上先輩も副作用持ちなんですか?」


「あ、ああ…強化睡眠記憶だけどな…」


「成程、それなら今よりももっと私は強くなれますね!」


盲目その10→←光ちゃんHappy Birthday!


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
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白狐(プロフ) - 迅さんファンさん» ありがとうございます!下手で読みにくいかもしれませんが、これからもよろしくお願いします! (2020年5月26日 17時) (レス) id: 002b072ada (このIDを非表示/違反報告)
迅さんファン - 白狐のワールドトリガーの作品を読ませていただきました!パスワード認証になっている作品も気になりますし、この作品の続きも気になるので更新頑張ってください! (2020年5月26日 17時) (レス) id: e76fa4663c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白狐 | 作成日時:2020年5月25日 14時

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