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”こいつは、絶対にアイドル業界で一番輝く”
Aのバカデカい声がいつもより神経が研ぎ澄まされているジュンの耳に響き、ステージ上というのにいつものように顔を真っ赤にしてしまった
『カメラもっと近く寄って！！！そー！可愛いぞ！！！ジュン！』
「うっさいっすよ！！ほら、早く次の曲いきますからね！」
『これそのうちBluRay出るから覚悟しとけよ』
「えっ」
『おーし、ラスト行くぞー。はいそこー！ブーたれんなー
大丈夫、また会いに行ってやるから』
もうこれでラストかと思うと会場は寂しくなったが、Aはまた会いに行ってやると言った。
アイドルは愛を与え、会いに行くアイドル。愛された分だけ、愛にも行ってやると高らかに歌った。
ラストの曲は皆で盛り上がるような曲。本来ならアンコール曲としてAのライブで使われるポップでテンションの上がる曲だが、今日は特別。
なにせ愛するわが子のように可愛がっているジュンとの初めてのライブで、最後の曲。
〆はこれだなとAは笑った。
『(あ、やべぇ………マイクにノイズ乗ってる。ちょっと暴れすぎたな)』
マイクにザザっーとノイズがまじり、歌詞が少し飛んだ。
それに気づいたのかジュンはAを引き寄せ、腰を抱き、自分のヘッドマイクにAの声を乗せた。確かに、この距離ではないと聞こえないから助かったと思ったが、ファンにとっては極上のファンサービスであったためにまた歓声があがる。
なんとかマイクは持ち直したが、密着して歌うのも悪くないだろう。
「ちょ、！？ひゃっあ、！！」
興が乗ったのか、Aは王子のようにジュンをお姫様抱っこしてファンに見せびらかした。この女、実は175cmで筋肉もジュンをお姫様抱っこ出来るくらいは持ち揃えてる。
そのまま曲のサビに入り、ジュンは照れながらもめいっぱい歌った
『(今がいちばん楽しいな)』
このまま光になって消えるのも悪くないなと頭の中で考えながら、曲を歌い続けた。
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死柄木朧(プロフ) - ナギナギの漢字違いますよ。正しくは凪砂です (2022年8月14日 22時) (
レス) @page27 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
璃胡(プロフ) - めっちゃ心が死にかけてバクバク音鳴らしながら見てましためっちゃ続編楽しみにしてます！！！！！！！ (2021年10月7日 21時) (レス) @page50 id: 22b34aab1f (このIDを非表示/違反報告)
伊弉冉アリスさぶ - 続編おめでとうございます！照明が落ちてきたときはドッキドキして続きを待っていましたが、ちゃんと生きているようで。良かったです… 続編、お待ちしております！ (2021年10月7日 20時) (レス) @page50 id: c2abd4fe86 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - マジで泣きました。続編も頑張ってください。楽しみに待ってます!! (2021年10月7日 19時) (レス) @page49 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - すごい小説にひきこまれました。楽しみに待ってます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page44 id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃亭 x他3人 | 作成日時：2021年9月19日 17時
