それはきっと君

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「翔太〜、充電器のコードかして〜、私のやつ切れちゃった。」

「あぁ、Aの切れそうだったから昨日買ってきたよ、えっとね、あ、俺の部屋だ、取ってくるちょっと待ってな。」

「まじで！ナイス！」

別れて早3年。

ここ最近感じるのが、翔太の優しさが増してるような気がすること。

色々細かいことに気がついてくれるようになった。

どんな心境の変化があったのかは全くわからない。

今日は15:00〜友達と合コンの約束をしていた。

「はいよっ。」

投げるように渡された充電器はスカイブルーの色をした綺麗なデザインだった。

「可愛い！珍しくセンスいいね。」

「オ、レ、の、メンバーカラー青ってわけよ。」

そう得意げに言う翔太のことは無視して、携帯の充電を始めた。

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