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「へぇ〜、Aちゃん手先器用なんだね。」

趣味の話はなしで盛り上がっていた時だった。

「宮舘さんは料理得意なんですよね!昨日調べました。」

と私が笑いながら言い、視線を上げて、宮舘さんの顔を見ると、宮舘さんは遠くを凝視していた。

「どうかしましたか?」

目線を外さずに言う。

「あれ、翔太じゃない?」

瞬発的に振り返るとそこには確かに翔太がいた。

綺麗な女の人と一緒に。

見たくない

突発的にそう思ったのに目が離せなかった。

笑顔で話をしている翔太から目が離せなかった。

「…ちゃん?Aちゃん?」

そう呼ぶ宮舘さんの声で我に帰り、身体の向きを直そうとした瞬間、翔太がこちらを向いた。

目を細めて見てくる。

私は身体の向きを宮舘さんの方に戻した。

「大丈夫?」

「大丈夫です。少しびっくりしただけです、ごめんなさい。」

後ろに人の気配を感じた。

あえて私からは振り返らなかった。

「よっ、翔太。」

はじめに声をかけたのは宮舘さんだった。

「よっ、涼太…っとA。」

その時私ははじめて翔太の方を見た。

今朝あった時となんら変わらない翔太がいた。

なのになぜか鼓動が早くなるのを感じた。

「やっほー…」

「デート?まさかの店かぶりかぁ。俺もデート。」

そう言いながら後ろの席を指差す。

「まさかだな。Aちゃんもびっくりして固まってたよ。」

宮舘さんは笑いながら返す。

「そ、そりゃ、びっくりするわぁ!」

いつもの様子を装う。

翔太は、待たせてるからと自分の席に戻っていった。

宮舘さんは私に気を使ったのか店を変えようと提案した。

私は頷き、店を後にした。

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設定タグ:渡辺翔太宮舘亮太 , ジャニーズJr. , SnowManジャニーズJr.   
作品ジャンル:恋愛
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます!私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります!渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる*(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです!更新楽しみにしています!がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:M(-_^) | 作成日時:2015年12月1日 2時

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