二度目の人生はあの子が愛した世界で【文豪ストレイドッグス】

拾 ページ14

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『お世話になりました、この御恩は決して忘れません』


｢そこまで畏まらなくて善いんだよ？仕事探し頑張ってね｣


『有難う御座います。では、また(・・)』




森さんに一礼してから、適当に理由を付けて貰った眼帯を左目につけて目的の場所へと向かった。
食事や寝床等、色々用意してくれた森さんには本当に感謝してもしきれない。
残念乍、太宰 治には会えなかったが……まあ後に会う事になるのだから善しとしておこう。



それにしても此の世界の地形は元居た世界の地形と瓜二つだな。
違う処と云えば名前が少し変わっているぐらいだろうか。


“ヨコハマ”も“横浜”そっくりで少し安心した。
通い慣れていた店も店主達は違うが雰囲気はそのままであるので気軽に行けそうだし、地図を改めて覚え直す必要もなくなるので善かった。


そんな事を考え乍歩いていると、漸く目的の場所へと辿り着いた。
目の前に聳え立つ建物＿＿横浜中心部の一等地で近隣に四つの同じ規模の事務所を構える、かの有名な楼閣(ビル)。





『此処が私の第二のスタートだ』





自然と上がる口角を抑えつつ、私は新たな一歩を踏み出した。








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どうも作者です

十話にして出てきたキャラは森さんonlyと云う大変な事態になってますが、ちゃんと次から出ますので御安心を(

取り敢えず此処が第一の区切りとなっております。夢主の転生(？)からの決意ですね。

此処でちょっとした小噺なんですが、察しの良い方はお気付きかも知れませんが、前世での夢主の友である“修治”と“炳五”の名前
実は文豪の太宰治さんと坂口安吾さんの本名なんですよね……色々語ってしまいそうなので此処で止めておきますが

却説、次からは十五歳編と黒の時代編迄です
残念乍、十五歳編の小説は持っていないので大幅カットしますが黒の時代編迄は番外編みたいに日常等書けたらいいなと思ってます(というか殆ど日常、楽しい生活が見たい((()

今迄の文章を見てお判りでしょうが作者は国語力が非常に乏しいです、切実に欲しい程に……
こんな拙い文章ですが之からもこの作品を宜しくお願い致します

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