逆転カップル【赤】【stpr】 (ページ5)

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風邪ってほっといても普通に治るよねページ5

Aside

…なんか声が変だ

喉が痛い

完璧風邪だね

り「A〜おはよ、どうしたの？」

『ん〜なんかちょっと風邪ひいたっぽい…』

り「えぇ！？大丈夫！？確かになんか声変かも…」

めちゃくちゃ心配してくれるのは有難いんだけどさ

熱ないし普通の風邪だよ？

ほっとけば治るよ？

『大丈夫、私は部屋にいるね』

り「なんで？ご飯は？」

『ご飯は要らない、移したら困るでしょ？』

り「大丈夫！」

いやいや

満面の笑みで言ってるけど莉犬くん

あなた体弱いでしょ

『だめ、私部屋戻るからね〜』

り「え〜…」

そう言って服の裾を引っ張る莉犬くん

『ん、どしたの』

り「Aと一緒にいたい…」

うん、そこらの女子より断然可愛いわ

可愛いけど…

可愛いけど…！

『今日はダメ、治ったら一緒に居るから』

り「やだ〜！今がいいの！」

そうやってずっと聞かないから

『分かった、いいよ』

結局私が折れた

り「やったぁぁぁ！」

なんでそんなにテンション高いのさ…

可愛いからいいんだが

てか、一緒に居るって言っても何もすることなくないか？

『…何するの？』

り「ん〜、あっ！」

何かをひらめいたように声を出す莉犬くん

り「俺がAの看病をしてあげる！」

…私看病してもらうほどの風邪じゃないんだが？

『いや、看病されるほど弱ってないから私』

り「いいから黙って看病されてくださーい」

そう言って私をベッドに寝かせる莉犬くん

り「ん〜何しよ…」

ノープランかいw

り「あっ！ご飯作ってくるね！」

あっはい←

そう言って台所に向かう莉犬くん

〜

なんやかんやで莉犬くんのおままごとのような看病をうけ

その次の日私の風邪は良くなり

莉犬くんが風邪をひいたのであった

り「ねぇ！看病してよ！」

『いや、元気じゃん？』