神々のお遊び【stpr】

プロローグ ページ1

醜いものほど強く


美しいものほど壊れやすいのです


美しいものほどつまらなく


醜いものほど面白いのです


壊れやすいものには「美しさ」という武器を


面白いものにはもっと面白みを


この時代


ようやく所謂“人間”とやらが発展し始めた


そんな時代のこと


その時代を司る神はこんな考えをしていたという


今で言う、そう


“美しいバラには刺がある”


のような感覚だという


でも、その時代の神の代が受け継がれるちょっと前のこと


心が清く美しく純粋な心をもった少女が現れました


その少女を気に入った6色の神々は


彼女に清き心に相応な美しい容姿を与えました


それと共に彼女は何億年もの未来に


また命を授かる権利を与えられました


その少女が再び転生とやらをしたちょうどその日


何億年も前から受け継がれてきた6色の神々の代がまた受け継がれた時でした


そしてその新たな6色の神々もまた


その少女を気にいり


神々は何とかして彼女と同じ生活がしたいと思い


人間になりたいと望むようになりました


しかしそんなのが許されるわけもなく神々はただ


天から愛しの少女を眺めてはため息をつくのでした

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