全てを否定された私は…【stpr】

いつか当たり前の風景に ページ12

Aside


ピンポーン


朝、家のチャイムが鳴った


ちょうど家を出ようとして玄関にいた私はすぐに扉を開けた


『あれ？おはようございます』


な「おはよー！急に来ちゃってごめんねw」


扉を開けてそこに居たのは森野先輩達だった


り「てか、誰来たか確認してから出なきゃダメじゃん！」


赤井さんがそういう


なんでわかったんだろ？


あれかな？出てくるのが早かったから？


でも、心配してたのはものすごく嬉しい


今まで心配してくれる人なんていなかったから


みんな自分が一番だから


だからそういう意味ではこの人達の優しさは“普通”じゃないのかもしれない


私は初めて人の本当の優しさに触れた気がした


『…そうですね、ありがとうございます(* ´ ꒳ ｀* )』


少し微笑んでそう答えた


今度は愛想笑いなんかじゃなくて本当の笑い


じ「なんか…今の笑い素の笑いって感じでええな〜」


『そ、そうですか？』


なんかジェル先輩の言うことは上手いな〜


少し照れてしまう自分がいるw


る「そうですよ〜」


こ「るぅとくんには人の心ないもんねw」


る「もう！なんでそういうこと言うんですか！」


こ「ごめんって…だから命だけは…(´；ω；｀)」


る「もう！僕そんなことしません！」


そんな感じで今日も楽しく一日が始まった


いつかこの光景が当たり前の風景になるといいな…なんて


わがままなのかな？

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