バッドエンド作成委員会【stpr】

信じているから ページ41

ころんside


『私…なにかしましたか？』


少し遠慮しがちに涙目で震えた声で言う蒼井さん


何を言ってるんだこいつ(さとみくん)は…


こんな純粋で可愛い子に何言ってんだよ…


蒼井さんは悪くねぇだろ…


さ「ごめん、ころん…それは無理」


こ「…なんで」


さ「これはただ喧嘩なんかじゃないから

人の命が…かかってるから」


こ「人の…命？」


『何の話ですか？』


俺たちのあいだに入ってまん丸の目で僕を見つめてくる蒼井さん


いや、可愛すぎな///


ちょっと…顔、赤いかも…


そんな僕の様子を見てむすっとするピンクのやつ


こ「…なんか文句でも？」


さ「…いや」


なんなんだよ！


『…？何があったか知りませんが！』


そう言って僕とピンクのやつの手をとってくっつけて


『仲良く！…ね？』


と満面の笑みを見せてくる蒼井さん


あ〜///


可愛いってずるいなぁ///


それでもまだ蒼井さんを軽く睨むような形でむすっとしているピンクのやつ


なに！？なんなの！？


僕に気があるの！？←違う


〜


さとみside


あぁ！ころんなんでこんなやつに騙されてんだよ！


ほんと！手強いなこいつ！


『さ！帰りましょ〜あ！青野先輩は病室ですよ〜』


そう言って俺の横をとおりすぎて帰ろうとする蒼井さん


さ「まてｯ」


って言って俺が蒼井さんの腕を掴もうとした時


『ダメですよ？青野先輩にこの世界の事言っちゃw((ﾎﾞｿｯ…』


耳元で囁かれたその声には


笑いが混じっていたにもかかわらず


ひどく冷たく


寒気がした

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