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初めて知る真実 ページ26

ななもりside


な「ころちゃんが屋上から落ちた!?」


じ「え!?」


急にさとみくんから電話が来たと思ったら電話の内容がこれ


ほんと、息が止まるかと思った…


ってか止まった


な「それってどういう…あれ?切れた…」


さとちゃんも焦ってたのかもしれない…けど


さとちゃんは何も一言もかけずに電話を切ったりは絶対にしない


たとえ…何があっても


じ「今のって…ほんとに…さとみやんな?」


な「ジェルくんも思った?」


じ「(。_。`)コク」


やっぱり…!


おかしい!おかしいよ!


な「ジェルくん…これがさとみくんじゃないとしたら…」


じ「蒼井さん…か」


俺たちは一斉に走り出した


行先はもちろん…蒼井さんのとこ





『やっと来ましたか』


2階のだれも使わない空き教室


そこに俺たちは導かれるように連れられた


そこには案の定蒼井さんがいて


…優雅に紅茶を飲んでいた


夕日に照らされるその姿はあまりにも美しすぎて


思わず見とれてしまうほどだった


じ「やっとって…」


『ここまであなた達を連れてきたのは私ですよ』


そう言ってまた1口紅茶をすする


な「で、ころちゃん…」


『あぁ、青野先輩ですか。青野先輩なら大丈夫ですよ、助かります』


じ「なんでそんなこと言いきれるん?」


少し怒ったような強い声でジェルくんが言う


確かに怒るのも無理はないと思う


『あら?もう忘れたんですか?

“ここは私の作るバッドエンド”の中ですよ?

あなた達の運命の全ては私の思うままなのです』


あっ…


その瞬間全ての糸が繋がったような気がした


るぅとくんと莉犬くんの関係が崩れたのも


ころちゃんが屋上から落ちたのも


さっきお昼休みに聞いた救急車の音も


あの電話も


全部、全部全部


蒼井さんの作ったお話の1部なんだ

結びつく糸と交差→←私とは違うから



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azusa(プロフ) - いちごパフェさん» 蒼井さんと遠井さんwww確かに読み違えそうですねw更新頑張りますね! (2019年7月8日 7時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - ↓話の感想じゃなくてすまぬ。この作品とっても大好きです!更新頑張ってください!続編も楽しく読ませて頂きます!! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 12100336d7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - ジェルくんsideの時、蒼井さんを遠井さんと読み間違えてしまう。やばいな、私… (2019年7月7日 22時) (レス) id: 12100336d7 (このIDを非表示/違反報告)
azusa(プロフ) - Ruruaさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年6月28日 7時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rurua - すごい…物語の展開が好きすぎる…というかころんくんが好きすぎる… (2019年6月28日 7時) (レス) id: 7771d21199 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:azusa | 作成日時:2019年5月23日 20時

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