バッドエンド作成委員会【stpr】

休んでばかりはいられない ページ32

Aside


そろそろ体力もそこそこに回復してきたかな


まぁ、一応仕事なんでw


休んでばかりはいられないんだよw


『行くか〜』


私は紅茶のカップを片付けてから職員室をあとにする


目的地に着くまでに誰かに…特に桃野先輩に見つかるのは結構厄介だけど


まぁ、よしとしよう


〜


なんとか誰にも見つからずにここ


“病院”に到着することが出来た


ここで何をするかって？


説明するとめんどくさいからちょっと見ててよ


コンコン


って病室の扉を叩いても誰もいないから意味ないんだけどw


なんとなくマナーとしてねw


ガララ…


病室の奥のベッドには死んだように眠る青野先輩がいた


『ずっと寝たきりですもんね〜』


息はしてるが目は開けない


こういうのをなんて言うんだっけ？植物状態？


なんでもいいか


『青野先輩、あなたはバッドエンドのいいコマになりそうですよw』


そう言って私は青野先輩のおでこに手を添える


これだけで完了


楽な仕事でしょ？w


その分体力は使うけどw


こ「ん…」


『おはようございます、青野先輩』


私は不敵に笑ってみせた


〜


ころんside


起きたらなんかめちゃくちゃ可愛い子が目の前にいた


…誰？『先輩』って言ってるし僕の後輩だろうか


こ「あの…ごめんなんだけど誰？」


『覚えてませんか？』


と少ししゅんとする後輩


可愛い、可愛すぎる


『私は先輩の高校の1年生の蒼井Aです！

先輩とはまぁまぁ仲良かったんですよ？』


…忘れてる？僕が？


というかここは病院？


なんで？こんなとこに？


『混乱してるみたいですね…まぁ、それも無理ないかもしれませんがw』


口に手を添えて上品に笑う蒼井さん


なんかその仕草を見てるだけで頬が赤くなるような


変な感じがする


『あっ！先輩のお友達呼びますね！』


そう言って病室から出てった蒼井さん


僕の…友達？


どんな人だっけ？


ていうかいたっけ？


まさか…


僕


“記憶喪失”？


考えたくもないことが頭に浮かんだ

記憶喪失→←余裕の笑み

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