検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:514,528 hit

44話 ページ44

SG 回想



母「ユンギ、今日もお母さん遅くなるから、よろしくね」

SG「ああ」





昔から母親と二人暮らしをしていた。
小学生の時に父親と離婚した母は俺を連れアパートに越した。




普通に辛くも楽しくもない何もない生活が続いていた。





今日までは。






母親の帰りが遅かった。
帰ってきたのは夜中の3時。





SG「どこ行ってた?」




そう聞いても俺を無視し部屋に行ってしまった。




そんな日が毎日続いた。




けど、ある日。
久しぶりに母親が俺に話しかけてきてくれた。
それも嬉しそうに。




母「お母さんね、この人と結婚しようと思うんだ。ユンギなら、喜んでくれるよね?」




そう笑顔で、知らねー男と手を組みながら。




SG「別に、いいんじゃね」



どうでも良かった。
俺はそいつと関わらないし。







そして俺が中学を卒業すると、そいつとの間に子が生まれた。



俺は高校受験もせずに遊んでるのに、母親はそんな事に気づいてもないのか何にも言わなかった。





毎日毎日その子を可愛がるそいつと母親の声に嫌気がさしていた。


俺は夜遅くまで帰らずそのイライラを喧嘩で抑えていた。




けど、ある日俺が家に帰ると、いつも聞こえる母親の声はなく、机に手紙が1枚だけ置かれていた。






そこには…



"もう、家には帰らないから。"



その一言だけ。



横には現金50万が入った封筒が置かれていた。
その時やっと気づいた。


俺って捨てられてたんだ。
1人だったんだ。って…。



俺は家を出、捨てるようにそのお金を使い、喧嘩しまくった。




俺は泣いた。
1人って…こんなに寂しいんだな。









喧嘩にも強くなるとだんだん相手がつまらなくなり、もっと強いやつを求めた。





そんな時に噂が流れてきた。



《なんか、〇〇駐車場ですんげーやつがいつも喧嘩してるみてーだよ?》



そいつ、倒してみてー。
俺はすぐにそこに向かった。









そして、本当にそいつはそこにいた。
キレが違った。






倒しがいがありそう。

俺は喧嘩を売った。




けど…そいつは買わなかった。








《仲間になろ》






変わったやつだった。

そして、俺と同じように1人だった。








俺にたくさん話しかけてくるそいつは、一緒に話していて何故か楽しかった。






JN「俺のことジンヒョンって呼べよ!」

SG「はぁ?なんでだよ」

JN「俺が拾ったから!」

SG「だから捨てられてねーってばw」

45話→←43話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (239 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1138人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 不良
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます!第2章の方もよろしくお願いします! (2017年10月27日 21時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます!! (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!(T ^ T)更新頑張ります!! (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です!(T ^ T)励みになります!!<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ことり | 作成日時:2017年10月8日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。