"初めまして" ページ27
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今までの日記を見返していた。
引き出しの奥深くにあった日記。
自分にしては、長く続いている日記。
これは、昨日で最後だ。
でも、書いた記憶が無い。
内容は、どれも御伽噺か?ってほど
魔法やら鏡の中やらなんやら。
どこか、懐かしいような気がする。
所々に出てくるのは"親友"と"ユウ"の文字。
親友、なんて私にはいた記憶が無い。
友人は沢山いるけど、ユウって誰だろう。
刹那、頭に頭痛が走る。
思い出しては行けません、
それ以上踏み込んでは行けません。
そんな声が聞こえた。
トラブルなんてこっちは慣れてんだ。
痛みに抗い、思い出そうとする。
その度に痛みが増す。
ダメだ、これ以上は私が壊れてしまう。
辞めた瞬間に止む頭痛。
はぁはぁ、と肩で息をする私。
顔を洗おう、そう思い洗面所に向かった。
とても酷い顔、そう思った。
突如、鏡が光る。
そこには、ある女の子が映る。
「Aっ!大丈夫!?」
私を知ってるようだ、
でも、私は彼女を知らない。
「どちら様ですか?」
そう言うと、彼女はとても酷く傷付いた顔をした。
でも、泣きそうな顔でこう言うんだ。
「初めまして、!
僕、ユウって言うの!君の名前は?」
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宙(プロフ) - とても楽しく読ませていただきました!更新楽しみに待たせていただきます…! (2020年8月12日 12時) (レス) id: 97d897446f (このIDを非表示/違反報告)
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