検索窓
今日:27 hit、昨日:34 hit、合計:145,587 hit

45 ページ47

五条side

「先生、ついでと言ってはあれだけどもう1つお願いを聞いてくれないかしら?」

ご「お願い?」

Aがすこし申し訳なさそうに
僕たちにそう言った


「1級以上の呪霊が出る任務に私を連れて行って欲しいのよ」

ご「それは別に構わないけど、なんで?
 Aは特級呪術師なんだから、1級以上の任務なんて普通にあるんじゃない?」

「あるにはあるのだけど、それだけだと足りないのよねぇ…」

す「足りないってどういうことだい?」

すこしだけ不穏な最後の言葉に
傑はすこし顔を歪めながら詳しく聞いた


「…呪霊に効く毒を作りたいの」

Aのそんな一言に
僕たちは目を見開いて驚いていた

「使用者が呪力を込めなくても、呪霊や呪霊の呪力に効果を持つ毒を作りたいのよ
 イタリアで出来る限りのことはしたから毒は完成したし、2級までになら実験もしたわ
 だけど、まだ1級や特級ほどの呪霊に対しては十分な情報が集まっていない…
 だから、情報を集めるために先生達に少しだけ協力して欲しいの」

Aのその話に
僕たちはさっきよりもさらに驚いた

Aは既に毒を完成させたと言ってのけたのだ

例えそれがまだ2級にしか効くことがわかっていないものだとしても
それは、呪術界を大きく揺るがすレベルの偉業と言えるものだ

もしその毒が1級や特級の呪霊にも効くとしたら
今まで以上に呪霊を祓いやすくなり、多くの呪術師を助けることにもなるだろう

そして場合によっては
悠仁を処刑することなく宿儺だけを祓うことすらも可能になる

ご(もしかしたら、津美希の呪いも…)


げ「勿論、協力させてもらうよ
 もし、本当に1級や特級にまで効く毒が完成したらそれだけで多くの呪術師が助かるからね」

ご「僕も協力するよ
 理由は傑と同じだけど、単純にその毒がどういうものなのか興味あるしね〜」

「作った毒は大まかに2種類
 1つは人には無害の呪霊の呪力だけに特化した薬のようなもの
 もう1つは人にも害がある呪霊特化の猛毒よ」

げ「呪力なしの対呪霊用の毒を作るだけでもすごいのに、2種類も作ったのかい!?」

「そんなの当たり前よ〜
 呪霊の脅威はなにも、その存在だけではないでしょう? 呪霊の術式による被害もそれなりにあるわ
 本来なら、殺す毒を優先的に作る予定だったのだけど少し予定が変わったの」

そう言うAは少しだけ悲しそうな顔をしていた

46→←44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
220人がお気に入り
設定タグ:REBORN , 鬼滅の刃 , 呪術廻戦
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルカ(プロフ) - ユキにゃさん» 指摘してくださりありがとうございます。返信が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。 (2021年4月16日 1時) (レス) id: d00150d434 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - ユキにゃさん» たぶん「足して2で割る」は、カナエ(例 4)+しのぶ(例 6)÷2=5って感じで同じ数字同士(同一人物)じゃなくて違う数字同士(別々の人物)的なやつかと。でも設定の「足して2で割る」は私の甘えでしてしまった物なのでしっかり修正させて頂きます。 (2021年4月16日 1時) (レス) id: d00150d434 (このIDを非表示/違反報告)
ユキにゃ(プロフ) - カナエとしのぶを足して2で割ったら結局元通りになりませんか。たまにそういう足して2で割るって言う人いますが、意味不明です。普通に二人に少し似てるとかで良いじゃないですか。小説は面白いのに勿体ない。 (2021年3月17日 13時) (レス) id: 3c1a2ed83c (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (2021年2月16日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 今1のお気に入りです! (2021年1月17日 9時) (レス) id: c4f4a3849e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルカ | 作成日時:2021年1月1日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。