REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

リクエスト　防災訓練 ページ3

並盛中は他の学校よりだいぶ特殊なところだが
定番の学校行事はちゃんと行なわれている


そして今
並盛中では、毎学期恒例の防災訓練が行われていた

内容は地震&火事が起きた時の避難だ


　「先程の地震により、化学室で火事が起きました。
　生徒の皆さんは速やかに外に避難してください。」

地震速報の音の後に先生による放送が入った


防災訓練でよく言われる"おかしも"
押さない、駆けらない、喋らない、戻らない

訓練でそれを守る者はほとんどいない


「あらあら…去年もそうだったけど、今年もすごい人数がいるわね〜」

れ「先程まで授業だったからだろう！
　皆、同じタイミングに動き出してしまったから廊下が詰まっているな！」

廊下は今、大渋滞が起きている

しかも、ほとんどの人が話しながら避難しているため
煉獄の声がいつもより小さく感じるくらいには騒がしい

「誰も転んだりしなければいいんだけど…」

れ「うむ…この人数では危険だな
　A、危ないからもう少しこっちに寄ってくれ」

煉獄はさりげなく私を壁側に誘導し
私が押されないように抱えて守ってくれている

(相変わらず、煉獄は紳士的ね〜
　流石、女子人気No1なだけあるわ)

煉獄はその紳士的で優しい性格と顔の良さで
先輩たちや同級生、他校の生徒から毎日告白される程モテていた

学校新聞1学期定番、好きな人&憧れの人ランキングでは堂々の三冠を達成している(実はAも達成してたりする)


れ「ん？どうかしたか？」

「いいえ、特に何も
　ただ、煉獄は素敵な人だなーって思っただけよ〜」

れ「そうか？俺はAの方が綺麗で芯が通っていて素敵だと思うぞ！」

「煉獄のそういうところがモテるのでしょうねぇ…」

れ「どうだろうか…こんなことを言うのはAにぐらいなものなんだが」

「はぁ…この天然人たらしめ」

れ「？なにか言ったか？」

煉獄が私の顔を覗き込むようにして
聞いてきた

「なんでもないわよ〜
　…あら、やっと外に出れそうね」

れ「そうだな！
　怪我人はいなさそうで良かった！」

このあと
私達は無事、外に出て避難場所の校庭に向かうことができた

その瞬間
学校の1箇所が爆発した

「大丈夫なのかしら？あれ」

れ「あそこは2年の避難経路だな！
　沢田少年達が無事だといいが…」

「うーん、たぶん大丈夫よ〜
　去年くらいから、よく爆発してるしね」




後から聞いた話
あの爆発はリボ山先生という先生が起こしたらしい

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