100回目の告白 ページ5
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卒業式も終わって、今日伝えなければならないことがあるため、私はお気に入りの高台に五条先生を呼び出した
見晴らしも良くて緑も綺麗なこの場所は、私と五条先生しか知らない秘密の場所
五「 A 」
私を呼ぶ愛おしい声。いつもの如く式の最中も目で追っていたがいつもの服とは違ったスーツ姿
五「 改めて卒業おめでとう 」
「 ふふっ、ありがとうございます 」
私が口に手を添えて笑うと「 サングラスかけると目が疲れるなー 」と言いながらサングラスを外して青く輝く双眼を顕にした
「 私、言いたいことがあるんです 」
私は一息大きく酸素を吸って口を開いた
「 五条先生が好きです 」
五「 うん、知ってるよ 」
ここまではいつもの流れ
でも今日は ──── 言え、言うんだ、私
「 でも、いつまでもあなたに迷惑はかけられない
今日で五条先生からも卒業します 」
五条先生は目を見開き驚いたような、でも何処か寂しそうにこちらを見つめてくる
駄目だ、私が泣いてしまいそう
「 … 今まで、ありが … わっ！ 」
声を振り絞って��今までありがとうございました��と言おうとした刹那、ぎゅっと強い力で引き寄せられた
大好きな匂いが私を包み込んでいる
五「 僕がどれだけ我慢したと思ってるの？ 」
五条先生、と名前を呼んでも返事をしてくれない
すると抱きしめていた腕を解いて、肩を掴み向き合うような形になる。いつにも増して真剣な眼差しだ
五「 Aが好き 」
聞き間違いだと思い「 え？ 」聞き返すが、五条先生の口からはもう一度「 Aが好きなんだよ 」と言葉が放たれる
五「 入学した時から4年間、ずっと 」
「 嘘、ですよね？ 」
全く信じられないが「 僕は君に嘘なんてつかないよ 」と少し微笑んで言った
五「 卒業したらすぐに言おうと思ってたんだ。僕だって本気で呪術師を志す君に迷惑をかけたくなかったからね 」
嬉しすぎて両目から涙が溢れてくる。掴んでいた肩から手を離すと親指でその涙を掬ってくれる五条先生
五「 僕と付き合ってください 」
fin.
終わり
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葵(プロフ) - あらら、おめめから海水が。…あ、涙だ (2021年5月15日 20時) (
レス) id: 262b3e9786 (このIDを非表示/違反報告)
ひお(プロフ) - もちもちさん» ポケットからきゅんですっ(？) (2021年2月28日 19時) (レス) id: ddfb5a6642 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - きゅん！ (2021年2月28日 18時) (レス) id: 35a64f1103 (このIDを非表示/違反報告)
ひお(プロフ) - 莉璃果さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてうれしいです！！(＞＜) (2021年2月28日 13時) (レス) id: ddfb5a6642 (このIDを非表示/違反報告)
莉璃果 - 初見です!!!すごい甘々でキュンキュンキュンしました!!!いい作品をありがとうございますm(_ _)m (2021年2月28日 11時) (レス) id: 26fb4aff77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひお
| 作成日時：2021年2月27日 12時
