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「 … えっ、何 … 」
湊「 あ、えっと 」
「 …… 湊くん？ 」
ああ、何してんだ俺
冷静さを取り戻した俺は、思い切りが良すぎた行動を振り返ってかなりの羞恥心と焦りを感じ始めた
湊「 その、急にごめん！ 」
「 大丈夫だよ 」
掴んでいた手を咄嗟に離す
大丈夫と言いながらも大きな目をぱちぱちと瞬きをしている
そんなことを考えていると、Aが口を開いた
「 久しぶりだね、元気だった？ 」
彼女の名前は西園寺A
苗字で分かる通り、俺と愁の師匠でもある西園寺先生の孫。その血筋からか幼少の頃から何度も華々しい成績を残していた
静弥と愁と俺は中学が一緒で、卒業して会う機会がなかったが、その柔らかい表情は変わらないままだった
湊「 元気だよ、俺一応早気克服したんだ
って言ってもまだまだ本調子じゃないんだけど 」
「 … そう、なんだ、前に進んでるんだね 」
歯切れの悪い返事をしたあと、なぜかAは気まづそうに目をそらした
そして一時の沈黙
湊「 … Aは順調に弓引けてる？ 」
口つぐんでいたAがようやく「 私は … 」と言いかけたその時
後ろから「 おい湊 」と海斗の声が聞こえてきた
海「 お前何やってんだよ 」
遼「 急に走り出すからびっくりしたんだぞ！ 」
どうやら急に走り出した俺を追いかけてくれていた
みんなにもAにも迷惑をかけて申し訳ない限りだ
静「 久しぶりだね、A 」
「 静弥先輩 … お久しぶりです 」
そう言いながらぺこっと軽く頭を下げた
多分静弥と会うのも1年ぶりくらいだろう
少しぎこちない様子だった
七「 静弥もこんな可愛い子と知り合いなの？ 」
静「 そうだよ、僕たち中学の時部活が同じでね 」
遼「 へー！じゃあ君も弓引くの？ 」
「 一応 … してました 」
してました、その言葉が過去形なことに少し引っかかった
海「 おいちょっと待て …
もしかして " 西園寺A " か？ 」
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ひお(プロフ) - なささん» コメントありがとうございます！なかなか話が思いつかないけどがんばります！！！(；；) (1月22日 0時) (
レス) id: 0a363d0839 (このIDを非表示/違反報告)
なさ - 続きが見たいです！ (1月13日 17時) (レス) @page5 id: 609d62ddb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひお
| 作成日時：2023年8月8日 22時
