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二人っきりで、 ページ8

帰り道。
私は一郎さんに二郎に送ってもらえ、と言われたが
乱数と話したいことがあるからいい、と
やんわり目に断った。

「でっ!話したい事ってなぁに?」

『乱数...
まじで、余計な事は言わないでね?
もし、余計なこと言ったら
私ちょっと怒っちゃうかも』

「んー?余計なことってどうゆうこと?」

ガリッと
乱数は舐めている飴を噛み、
私にそう問いた。

『前、シブヤとかで色々やらかした事とかね?』


中学の時はやりたい放題やってた。
私はバカだから、
やりたい事だけやって、後始末とかは
全部乱数に任せてた。


「そうだなぁ...また、僕と遊んでくれたりする?」

『遊びの内容にもよるかな。』

カンッと
道端に落ちていた
缶を蹴った。


「でも僕、
寂しいの嫌いだから、もしかしたら一郎に言っちゃうかもなぁ...
...っていうか、ガチなの?」

ぽんぽんっと
乱数の頭を撫でる。

『...まぁ、猫被ってまで堕としたい程にはな。』


タタタッと
私の家の下まで走り、
くるっと乱数のいる方を振り返る。


空が赤くなっていくのを感じる。


『私っ、乱数の事大好きだから、
そんな酷いことしないって信じてるよっ!!』

「....
うん、Aちゃんっ!」

乱数とは、少し距離が離れていたが、
向こうは、
歩むのをやめていた。

乱数はニッと笑い
私にロリポップキャンディを投げた。

『おっ...と。』


見事にキャッチし、
ありがと、と乱数にお礼を言う。

乱数は私たちが歩いていた方向を向き、
ゆっくりと帰っていった。

向こうを向いたまま右手を振ってくれた、
彼には見えなかっただろうけど

私は乱数に手を振った。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 山田一郎 , イケブクロ   
作品ジャンル:恋愛
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まーぼーどーふ。(プロフ) - ポン酢さん» ありがとうございますっ!更新頑張ります^ ^ (2018年11月7日 17時) (レス) id: 33a42f2d92 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢 - 面白いwww続き待ってます (2018年11月7日 17時) (レス) id: 0d659a75c1 (このIDを非表示/違反報告)
まーぼーどーふ。(プロフ) - ただの暇人。さん» どうもですっ...嬉しい限りです! (2018年11月7日 7時) (レス) id: 33a42f2d92 (このIDを非表示/違反報告)
ただの暇人。 - 面白いですねw 私はこういう系好きです!!!陰ながら応援させて頂きます♪ (2018年11月6日 22時) (レス) id: 3371abd05a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まーぼーどーふ。 | 作成日時:2018年11月6日 20時

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