清楚系ぶりっ子は山田(兄)を堕としたい。【ヒプマイ】

帰り ページ4

『あ"ー、
マジ一生分の幸せもらったわ。』

「それ帰る時毎回言ってるよな。」

二郎は、
つか、周りに人いないと猫被んないのなと
付け足して
私を家まで送ってくれている。

『...
ンな事より、
なんでお前が送るんだよ！
普通一郎さんだろ！！』

「いや、お前とにいちゃん一緒にさせるとかマジありえねェし。」

『はぁ！？
まだ三郎くんの方が良かったわ！！』

「あ"！？
三郎を危ない目に合わせらんねーだろ！！」

『んだよ！危ない目って！！
私は天然記念物だぞ！なんねーよそんな事！
なったとしても三郎くんの不注意だわ！』

「天然記念物って
天然危険物の間違いじゃねーのw」

『...疲れた。』


なんか大声出したら疲れたわ。

『つかここ公共の場だぞ。
近所迷惑だろーがお前バカか？』

「いや、お前が先に大声出してきたんだろ。」

『...』


あれ、そうだっけ....


『まぁどうでもいい！！』

「ほら、
家ついたぞ。」


『おう....』


家に着く。

じゃあな、
と二郎が帰ろうとする。


『ちょっと待てっ....』


「あ？なんだ？」

『そ、そのっ....送ってくれてアリガト...
それと、今度はうちにも来いよ...！！！

あ、一郎さんは呼べよ！！！』


「...わかった。」


にししっと二郎は笑った。

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