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Hauta side
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『ラウー!あれ、ラウどこ行った?』
阿部「着替えてから帰るって言ってたよ」
『え!やば!ちょっとめめ!ラウちゃん捕まえてきて!』
目黒「なんで俺なんだよ」
『めめしか追いつけないじゃん、あのスピードに』
向井「じゃあ俺が行ったるわ!!」
深澤「なに、ラウールに用事?」
『今日この後空いてないかなーって』
渡辺「え、メシ?」
佐久間「そんな悲しそうな顔すんなって!!」
渡辺「してねーし。んでメシ?」
岩本「そんな詮索するなって」
渡辺「別に聞いてるだけだし」
『翔太くんはまた今度行きましょう』
深澤「Aは予約が取れないからなー、また今度で逃げられてるよね」
『翔太くんとは絶対行きます』
深澤「俺は?」
『じゃあその次で』
目黒「ラウール引っ張ってきましたー」
『さんきゅ』
ラウ「ねぇめめ離してー!やだー!!」
『ラウちゃん、今日この後って空いてる?』
向井「空いてないんやない?ってことで俺にせえへん?」
ラウ「空いてる!!空いてます!!!!行く!!」
『まだ何も言ってないんだけどね……、』
ラウ「今日は僕がAくんとデートなので誰にもあげません!お疲れ様でしたー!!」
『ちょ、待って、』
半ば引きずられるような形で楽屋を出る途中で深澤くんに話しかけられた。
ラウールのことを心のどこかで心配していたのは僕だけじゃなかったみたい。
泣かれるのはいいけど泣かせんなよ、っていいこと言うんだからさ。
ちゃっかり高校の同級生さんと結婚していたマネージャーさんは奥さんが体調を崩したとかなんとかで元々今日は代わりの人が派遣されていた。
けどこの性格だしマネージャーさんが有給を消化したとしても数日の付き合いだろうし、昨日から自分の車を運転して仕事に来ていた。
その車の助手席にテンションが上がりっぱなしのラウールを乗せて、馴染みの店に行く。
今やもう老舗と呼ぶべき、ジャニーさんとの出会いのお店。
到着して車を停めればその重厚な門構えにラウールはちょっと驚いていた。
でも、ここじゃなきゃ出来ない話がきっとあるはずだから。
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作者名:Radu | 作成日時:2021年8月9日 22時