忍術学園の七年生！！！ (ページ30)

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『とりあえず、兵助に豆腐の四つ角食べてしまった経緯と食べてごめんなさいって素直に謝ろう。』

尾浜「わかりました...あの、今から謝りたいんで隠れて見守ってくれませんか？」

『あぁ、構わないが。』

ということで、勘ちゃんについて行き2人が話す所を木の上から見守った。

尾浜「兵助！」

久々「どうした？」

尾浜「豆腐作り順調？」

久々「その話なら俺は失礼する」

尾浜「兵助、この前は豆腐の四つ角食べてごめん！俺、あの豆腐見たとき綺麗な四角い豆腐で思わず丸くしてみたいなって興味本位で食べてしまったんだ。まさかそれで兵助を傷つけていたなんて...俺兵助に嫌がらせしようだなんて全く思ってなかった。信じて欲しい...本当にごめん...」

久々「勘右衛門がわざとやっていた訳ではないという事は最初から分かっていた。ただ、四つ角を食べられた衝撃で立ち直れなかった...。勘右衛門と豆腐の話になるとその事を思い出して、どういう顔して豆腐の話をすればいいのか分からなくなるんだ。でも、勘右衛門は正直にこうして謝ってくれた。だから俺からも、ごめん。」

尾浜「兵助...これからは綺麗な四角い豆腐を少し貰う時には1つの角だけ貰うように気をつけるから」

久々「出来れば角は食べないで欲しいけど...勘右衛門ならいいよ。そうだ勘右衛門、私の作った豆腐食べるか？実は新作があって」

尾浜「食べる！」

そして2人仲良く並び豆腐小屋へと向かって行きましたとさ。めでたし、めでたし。

『なんだこれ...』

この声が聞こえていたのか、兵助がUターンして戻ってきた。

久々「あ、A先輩、先輩も一緒に豆腐食べましょう？」ﾆｺ

両手に豆腐の乗った皿を持って兵助が話しかけてきた。

『あ、これ...勘ちゃん...』

兵助の隣にいる勘右衛門に目で訴えた。

尾浜「少しヤバいことになりそうですよね...？もしかしたらあの時のままの方が良かったのかもしれないって思い始めてます...。はは...」

『兵助、私は今、腹が空いていないからまた今度でも？...』

久々「豆腐は別腹ですよ〜！ほら！行きますよ！」

もう逃げられないと悟った私と勘右衛門は兵助について行った。

この後、上機嫌になった兵助の豆腐地獄により私と勘右衛門は死にかけた。

『でも勘右衛門、良かったな。兵助と仲直り出来て...ｸﾞﾌ』

尾浜「はい...でも、お腹はち切れそう...w」

兵助も嬉しそうだし、これはこれで良かったのかもな...

兵助「次はこれ！」

前言撤回っ！！！！！！