忍術学園の七年生！！！ (ページ15)

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結構時間経ったなぁ。

『たこつぼ、平太、ゴールが見えてきたよ！』

平太「ようやくですね...」

『猫、私たち結構早い方じゃないか？』

平太「カラス、ですね！」

その後5分ほど歩いてやっときのこ岳の頂上に着いた。

庄左「今、A先輩＆平太ペアがゴールしました！3位入賞です！」

『すずめ、え、3位でもなんかあるの？』

庄左「ん？僕庄左ヱ門ですよ？」

山田「A、しりとり縛りはもうやめていいぞ？」

『わかりました。で、庄ちゃん、なんかあるの？』

庄左「はい！3位までは賞品があります！」

『だって、平太！やったね！』

平太「はい。僕、A先輩とペアでよかったです。」

『可愛いなぁ〜！』

全力で頭を撫で回した。

そして全員がなんとか頂上へ到着し、表彰式が始まった。

尾浜「三位から順に登壇してください。第三位、伊賀のA先輩＆下坂部平太ペア。どうぞコチラへ」

平太と手を繋ぎ登壇した。

尾浜「第二位、七松小平太先輩＆山村喜三太ペア」

小平「イケイケどんどーん！」

喜三「疲れたよぉ...」

喜三太はずっと俵担ぎされている。そりゃ疲れるわな...

尾浜「第一位、立花仙蔵先輩＆摂津のきり丸ペア」

仙蔵「完璧だ。」

賞品目当てのドケチセンサーと仙蔵のスキルが上手い具合に噛み合ったんだろうな。

そして賞品を貰った。
結論から言うと要らない。

きり「こんなん売れないよォ...俺の努力がぁ...泣」

確かに、学園長のミニフィギュアダンボール1人1つは泣きたくなるわな。

ちなみに3位は学園長の最新ブロマイドだ。

『や、やったー、これで学園長のブロマイド13枚目だー』

平太「わ、わーい」

鉢屋「学園長先生のお話、学園長先生お願いします」

学園「みんなご苦労じゃった。今回であまり関わりのない相手と協力することはそう簡単では無いと学んだのでは無いか？これから先、時に知らない相手と協力することもあるじゃろう。今日の経験を忘れるでないぞ？今日の事を糧に勉学に励むのじゃ。」

学園長の目的はやっぱりこれだったのか。

学園「それから、善法寺伊作、上ノ島一平」

伊一「「はい...」」

学園「本来なら最下位だから1ヶ月便所掃除当番なのだが、2人ともよう頑張っておった。だからこの話は無しじゃ」

伊作「ほんとですか！？」

学園「ワシは嘘はつかん」

よく嘘つくやん。と心の中で突っ込みながらも、この大会は幕を閉じた。

でも、意外と楽しかったかも。
まぁ若干数顔が死んでる者も居るが。