隣の席の眉目秀麗〜笑う姿は魔王様〜【2】

❀56日目 ページ8

メイクもバッチリ
浴衣も可愛い
おだんごヘアも似合ってる！
…よね？




「おかしくないかな…」
母「可愛すぎて声掛けられちゃうわね笑」
「やめてよ…」
母「んふふ、いい？A」
「…はい」
母「どんなに可愛くてどんなにかっこよくても、自分が知らない人にはついて行っちゃダメよ。相手が知っててもこっちは知らないんだから、分かった？」
「お母さん…うん、大丈夫。声掛けられても変人のフリするね」
母「それはそれでお母さんちょっと心配だけど」




なんで？！
変人のフリした方がいいってお母さんが言ってたよね!?




ってやばいもう時間



「行ってきます！」
母「21:30までには帰ってきてね〜！」
「分かったぁ！！」




元気よく家を飛び出して身なりを整えながら待ち合わせ場所に行く




さっき鏡で見たら私かどうか分からないくらい綺麗で可愛くなってたし、大丈夫



今日の私最高に可愛いもんね



自分に暗示(？)をかけながら待ち合わせ場所の神社前に着いた




さとみくんに連絡しようとスマホを見「あ！あの時の女の子じゃぁん！」




…え？




声が聞こえる方に顔を向けると…そこにはとっても可愛いファミレスで会った女の子が




一体どうしたんだろう…？






“ねね、今日ってさとみ来るの？”
「へ？」
“だってだって、この間会った時浴衣屋の紙袋持ってたじゃん！！”
「えっと…」
“ワンチャン今日会えるんじゃないかと思って気合い入れてきたんだけど！ねぇ、知ってる？”



私と一緒にお祭り回るんですって言ったら
半○しにされそうだから黙っとこうかな…？

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