無謀オペレーション！�� ページ39
『うわっ!!!』
ﾄﾞｶﾞｧｱｱﾝｯ！
近いはずなのに、リドル寮長との距離が遠く感じる。前に向かってるはずなのに全く前に進んでない。ん？恋愛小説のフレーズかな？
と、頭は冷静に、体はリドル寮長の後ろにいる化け物が次々とバラの木をこちらに飛ばしてくるので、それをアクロバティックに躱してます。
エース達が何とか魔法で当たらないように対抗してくれてるけど、それでも化け物の力はこちらを圧倒している。
まずはあの化け物をどうにかしないと……
.｢A！上！」
『しまっ…』
考え事をして上から飛んでくるバラの木に気が付かなかった。
やば……＿＿＿＿
「『
落ちてくるはずの木がトランプに変わった。
これは……
「A！リドルを頼む！」
『はいっ……！』
｢うわっ、何あれ…Aちゃんの動き俊敏過ぎない…!?｣
｢ああ、すごいな…普通だったらあんなの何回も躱せないぞ……｣
.｢デュース、今だ！」
「いでよ！大釜！」
「『
リドル寮長のすぐ側まで来ると、目の前に現れた大釜を踏み台にして飛び、リドル寮長の魔法もギリギリのところで躱す、
そしてその勢いのまま怪物めがけて飛び蹴りをくらわせた。
「なっ……!!
『
『うっ……！』
バランスを崩した化け物が倒れると同時に着地した私の一瞬の隙をリドル寮長は逃さず、私の首には魔法封じの首輪が着けられた。
でも、そんなのは関係ない。
魔法封じされても、この作戦において“私に魔法は必要ない”
なんなら今私のマジカルペンはユウに預けた上着のポケットの中だ、
作戦は言葉にしてみれば単純。魔法を使わずして、マジカルペンを奪う、だ。
私の対抗策は、デュースたちから化け物か、とか、エグい、とかもうほぼ悪口レベルでお墨付きをもらった唯一の取り柄であるこの運動神経。魔法は一切使わない。だから、リドル寮長が魔法封じを私に使った時、
それは私にとって好都合の隙になる。
そして今がその時、私は隙を逃さず、リドル先輩に突進する勢いで、マジカルペンを奪い取った。
『とっ＿＿＿＿』
安堵したのもつかの間、私がマジカルペンを掴み取ると、そこから黒い何かが溢れ出し、
私を暗闇に閉じ込めた。
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トランプの化け物(プロフ) - 藍の華さん» ありがとうございます!!!更新遅めですが頑張ります！ (2021年1月11日 14時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
藍の華 - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください！応援しています! (2021年1月6日 17時) (レス) id: a501129fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2020年12月24日 12時
