幸先エングザエティ！ ページ20
『でも、僕とグリムの首輪はどうなるの？』
｢俺が寮長になれれば、リドルに命令して外してやるよ｣
『エースが寮長……』
※想像…
｢え?これお前のケーキだったの?あーごめんごめん。まあでも俺、寮長だし?許してくれるよな?｣
｢ねえそこのハーツラビュル生〜、今日出た宿題やっといてくんね?え、ヤダ?ふーん寮長の命令聞けないんだぁ〜｣
『…………。エース、それはパワハラっていうんやで……』
｢お前の中で俺のイメージどうなってんだよ！｣
『
人のほっぺ引っ張る前に、いっぺん今までの悪業数えてみいやこら。
お互い双方の頬を掴み合いながらガンつけ合っていると、ユウが｢話が進まねえ｣と私たちの頭にゲンコツを落とした。ちょ、本日三回目…。
｢お前たち本気か？デュースまでそんなこと言い出すとは思わなかったぞ｣
いまいちやろうとしている事の重大さを理解していない私たちに、不安そうな目でトレイ先輩がこっちを見ていた。
｢そうですか？男なら、1度はてっぺんとってみたいじゃないっすか？挑むなら断然、チームのカシラっすよ｣
『出たよ』
｢ああ出たな。ワル語録｣
｢えっ？普通……だろ？｣
.｢修羅の国出身かよ｣
「修羅の国……？僕は薔薇の王国出身だぞ？」
.｢マジレスきついて｣
｢では、決闘の手続きは私が請け負いましょう｣
『作戦立てた方が良くない？』
｢そーだな。監督生〜またドワーフ鉱山の時みたいななんかいいアイディアない？｣
.｢アイディア？んー……まず、あの人に魔法で勝とうとするのは無理じゃね？｣
「拳でいくか？」
｢確かにアイツ貧弱そうなんだゾ！｣
.｢そうだなぁ……｣
ユウを中心に作戦会議を始めていると、｢おっと、言い忘れてました｣と学園長から嫌な一言が聞こえた。
｢この決闘では魔法以外の攻撃は使用禁止ですからね｣
｢｢え゛っ｣｣
｢決闘手続きは明日には終わっていますので、挑むタイミングはご随意に。では！｣
学園長はその口から爆弾を投下し、サンタのような高らかな笑い声とともに去っていった。
｢だ、大丈夫大丈夫、俺らには強い味方の参謀がいるからな！そうだよな？監督生？うんって言ってくれ？まじで｣
安心を乞われる
.｢詰んでね？｣
｢｢……。うわぁぁぁぁぁあああ!!!!｣｣
断末魔か。
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トランプの化け物(プロフ) - 藍の華さん» ありがとうございます!!!更新遅めですが頑張ります！ (2021年1月11日 14時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
藍の華 - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください！応援しています! (2021年1月6日 17時) (レス) id: a501129fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2020年12月24日 12時
