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105話 ページ23

ふと、Aは太宰達の方に目線を向けると二人の口喧嘩は未だに続いていた



中也「あぁ、糞、昔から手前は俺の指示を露程も聞きやしねぇ!この包帯の付属品が!」


太宰「何だって?中也みたいな帽子置き場に云われたくないね!」


中也「この貧弱野郎!」


太宰「ちびっこマフィア!」


中也「社会不適合者!」


太宰「その程度の悪口じゃそよ風にしか感じないねぇ」


中也「ぐっ……」


A「(仲良しだなぁ)」


Aは二人の口喧嘩を暖かい目で見ていた


そんなAをチラッと見たあと中也は悪い顔をして太宰に言い返した


中也「手前が泣かした女の話をあいつにしてやってもいいんだぜ?」


太宰「ふん、そんな事……」



太宰もチラッとAを見るとちょうどこちらを見ていた


A「?」


太宰「……そ、それはやめてくんないかな?」


と、余裕のあった表情が一気に崩れた


中也「(此奴の弱点、Aだな)」


中也は再びAを見ると、会話内容が聞こえてなかったAは二人を見て思っていた


A「(あ!あれだ、二人は喧嘩するほど仲が善いっていうやつだ!)」



中也「(……此奴今、変な事考えてそうだなァ)」



そんな事を考えながらも三人は階段を登りきり、中也が扉を開けた、



すると、その瞬間
外から触手が伸びてきて、中也の首に絡みついた


中也「!?」





触手は振り払う隙も与えない速さで中也をそのまま引っ張り、小屋に投げつけた



バコォォォォオッ!



吹き飛ばされた中也は身体をゆっくり起こしながらチッと舌打ちをした


ラヴクラフト「さっきから妙に……肩が凝る……働き過ぎか……?」


A「な、何あれ……」


中也を吹き飛ばしたのは組合のラヴクラフトだった、彼の首は普通は曲がらない方向に曲がっていた

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トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀`)∩ガンバレ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年7月23日 13時

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