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46話 ページ5

ナオミが消えた、すると谷崎は血相を変え走り出した

谷崎「莫迦な!何の気配もなかったぞ!!」

敦「た、谷崎さん!」

A「潤君!落ち着いて!今一人で動くのは危険すぎる!」

敦とAは谷崎を追いかけ必死に止めようとするが谷崎は聞く耳を持たない。

谷崎「何処だ!糞ッ ナオミを返せ!」

敦「谷崎さん!」

A「潤君!」

人混みの中三人が走っていると谷崎が白衣を着た男にぶつかった。

谷崎「退けっ!」


?「わっ」

谷崎はぶっかっても止まらず走って行ってしまった

A「敦君は潤君を追って!」

敦「はい!」

敦は谷崎を追って走っていった
Aは谷崎とぶつかってコケてしまった白衣の男の人に声掛けた。

A「あの、大丈…!!!!」


白衣を着たその男から『あの匂い』がした

A「(ま、まさかこの人!)」


Aの気配に気づいた白衣の男とAの目が合った瞬間

風景が変わった。


A「!?」

そこは玩具箱の中ような空間で
そこには谷崎も敦も周りにいた一般市民もいた。

?「ようこそ アンの部屋へ」

そう喋り出したのは組合の一人だった

ルーシー・モード・モンゴメリ
能力名『深淵の赤毛のアン』

モンゴメリ「あらもう 嫌だわこんな沢山の方たちに見つめられて あたし初対面の方とお話するのは苦手なの
でも駄目ねちゃんと説明しなくちゃあ皆さんお困りだわだってこんな見知らぬ所に連れてこられたんですもの私だったら__」

谷崎「ナオミはどこだ」


話すのは苦手と言っておきながら長々と喋っているギルドの女に谷崎は睨みをきかせて聞いた

モンゴメリ「あらご免なさい その説明が最初よね探偵社の皆さんは…あちらよ」

そう言って指した扉の窓を覗くとそこには賢治とナオミが捕まっていた。

谷崎「賢治君!ナオミ!」

谷崎は扉を開けようとするが開かなかった。

モンゴメリ「鍵なしでは開かないわ
開くのはあっち」

そう言って指したもう一方の扉を覗くと、

敦「外の景色が…静止している」

モンゴメリ「あたしの名前はモンゴメリ
ここはあたしの異能力で創った空間なの
でも安心なさって そのドアから誰でも出られるわ…ただし」

モンゴメリは怪しげな笑顔を浮かべた

モンゴメリ「お仲間を取り返したくなければですけど」

谷崎「どうするつもりだ」

モンゴメリ「簡単よこの部屋のアンと遊んでいただきたいの アンいらっしゃい」

そう呼ばれて出てきたのは無数の手と大きな赤毛の不気味な人形だった。

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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年5月16日 16時

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