71話 ページ32
中也はどんどん中に進んでいったが
人影が見え足を止めた。
そこには、賢治とAが立っていた
中也「たった二人か見縊られた話だぜ」
A「探偵社は事前予約制だよ
対応が不満なら他を中って」
中也「マフィアが敵拠点で暴れるのに予約がいると思うか?」
賢治「はい!要らないと思います!」
と、賢治は手を挙げ発言した
A「まあ 賢治君の云う通りだね
暴れたいならどうぞ、
だけどあなたは暴れに来たんじゃないでしょ?」
中也「ほう 何故そう思う?」
A「ウチは探偵だよ
訪客の目的位一目で見抜けないとね
あ、それとあなた達が社長に付けた放射性追跡元素……だったかな?
私の能力を知っていてやったのならそれは大きなミスだよ獣の目をなめないで欲しいね」
社長は外出した時マフィアからの敵襲の際に放射性追跡元素を付けられていたのだ
放射性追跡元素は無臭で人の目では確認不可
だが、違う生き物の目から見たらそれは別の話である、
中也「チッ気づいていやがったか……で、お宅の社長は?」
そう尋ねた中也にAは監視カメラの方のを指さした
そして中也はカメラに向かってある一枚の写真を見せた。
中也「うちの首領から贈品だ」
その写真には二人の異国人が映っていた。
A「(あれは……組合の団員?)」
中也「奴等を『餌』で釣った
現れる場所と時間も此処に書いてある」
と言って写真の裏の文字を見せた。
中也「こんな好機滅多に無えだろ?
憎っくき組合に一泡吹かせてやれよ」
と、監視カメラに向かって話している中也にAが声をかけた
A「何が目的?……って言ってもそう簡単に教えてくれるはずないよねぇ
となると、……実力行使になるかな?」
Aの目付きが変わった
中也「そりゃ凄え名案だ
やってみろよ
それに、手前には四年前の仮があるしな」
A「……賢治君!」
賢治「はーい」
すると、賢治はレールの鉄の部分を引き剥がした。
ボゴッ!
中也「矢っ張り伝言人は性に合わねえ
しごとはこうじゃねえとなァ」
賢治「気をつけて下さーい!」
そう言って賢治は引き剥がしたレールを中也に向かって振った
ドゴォォオン!
が、中也は無傷のままそのレールの上に着地していた
賢治「おぉー」
賢治が関心の声を上げていると
中也は不敵な笑みを浮かべそのままレールの上を走って中也は賢治を蹴り飛ばした。
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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年5月16日 16時