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買出しに行ってきます・翠2 ページ10

「うわ……人多」
店内に入って、藍くんが小さく呟く。第一声がそれかよ。
「ん……何を買うんだったっけ。」
「これです」
藍くんが色々書いてあるメモをマスターに渡した。
マスターはいつもはしっかりしてるのにこういう時は忘れっぽい。
「ん。ありがとう」
マスターは小さな声で答えた。
前に言っていたが、マスターは人が多い場所が苦手+大きい声を出すのも苦手というなんだかよくわからんハイブリッドなのだそうで。
横からメモを覗き込む。ここから一番近いところにあるものといえば……野菜かな。




「毎回多いよな。」
大のビニール袋4つにいろんな物をとにかく詰めるだけ詰め込んで、タイムセールだとか量り売りだとか、多分そんな感じのイベント時に良く見られる光景を再現して、店から出た。
「仕事用とか、あと皆よく食べるから。」
「どこからこんなにいっぱい買えるだけのお金がくるんですか?」
「依頼人じゃね?」
「ん。大体はそうね。あとは…依頼とか関係なく、店の収入とかかな」
大きい荷物を3人で分けて、世間話をしながら帰路につく。
「あー、腹減ったー!帰ったらなんか作ってもらおう」
「ん。そろそろ良い時間だからね。」
「私もそろそろ水分補給しておきたいな。マスター、帰ったらお茶淹れてください」
「早く帰ろうぜ!飯が待ってる!!」



かくして、買出しは終了した。次の買出しは1ヶ月かそれぐらい先だろうか。


「「「ただいまー」」」


To be continued??

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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2017年7月12日 21時

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