こちら死神代行人の控え室です (ページ11)

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ちょっとひなたぼっこでもしませんか・翠１ページ11

某月某日、カフェの屋上にて。

「はぁーー、ええ天気やなぁー」
私、翠葉は、趣味で日課のひなたぼっこに興じておりました。

屋上には、芝生がある。あとプールもあるけどあんまり使ってない？のかな？まぁいいか。プールは青霧くんが、芝生は私が使う為のもの。
私は晴れている日はほぼ毎日芝生の上で寝転んで光合成をしている。

「あったかいなぁー。皆もやればいいのに。こうごうせい」
部屋に戻ってから気づいたが、光合成をするのは私だけなのだ。皆は光合成なんてする必要がないのだった。不覚。

ここで大体の方はお気づきになるだろう。そうなんです。私、翠葉はとてつもなく馬鹿で、頭が悪いのです。中学二年にもなって、漢字が書けないし、(読むことはできる)理科は植物のことしかわからないし、すーがくなんてもってのほかである。
記憶力は良いほうだと思うんだけどなー。なんかもう色々と忘れてる気がする。
まぁいいか。

「あー、あったかいなぁ。死ぬならこんなあったかいところでひなたぼっこしながら美味しいものいっぱい食べて幸せな気分で死にたいなぁーー」

ぽかぽかと日差しに照らされて、私は芝生の上をごろんごろん転がった。

「ひなたぼっこもいいけど、誰かこないかなー。この幸せを共有したいなぁ」

ごろんごろん。

　 To be continued!