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「夏休み始まってからさ、平野に会った?」
突然の質問でわかりやすく驚いてしまった。
「…会ってないよ?」
「そっか。」
少しほっとした顔をした気がする。
優太はなんでそんなに紫耀を気にするんだろう。
「来週の日曜、花火あるじゃん?川沿いの」
「うん」
「行かね?一緒に」
花火の誘い。
優太と見る花火なんていつぶりなんだろう。
少し嬉しくなった。
「いいよ!浴衣着ていくね」
「まじ!?楽しみだわ」
浴衣着るなんて言ったら優太は似合わないだろって笑うと思っていた。
楽しみなんて言うと思ってなかった。
そんな反応にどういう顔をしていいかわからない。
次の日
凛ちゃんと家で勉強をすることになった。
お互いがだんだん集中が切れてきた頃、花火の話を持ち出した。
「やるねぇ岸くん。」
「優太と2人なんて久しぶりなんだよね。私も割と楽しみなんだ」
「…なーんだ。Aもノリノリじゃん。なんか嬉しい
よ。」
「どうして?」
「私の大好きな二人が仲良くしてくれて。いっその事付き合いなよ。」
「何言ってんのよ凛ちゃん!」
凛ちゃんは突拍子もないことをいきなり話す。
そんな発言に私はいちいちドキドキする。
付き合う?私と優太が?
ただの幼なじみなんだよ?
うん、ただの…。
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piyopiyoppp0317(プロフ) - 廉くんと幸せになってください!!!!! (2019年8月19日 23時) (レス) id: 88e009bc8f (このIDを非表示/違反報告)
ぷーちゃん(プロフ) - 初めまして、もう胸キュン止まらないです‥これからも更新楽しみにしてます! (2019年7月15日 12時) (レス) id: 9a06147a6e (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 初めまして。読んでいて、きゅんきゅんする感じがたまらなくて、ここまで一気に読みました。岸くん、紫耀くん…もう、羨ましすぎます。更新楽しみにお待ちしています。 (2019年7月4日 22時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2019年7月2日 17時